プロフィール
株式会社ブラスト
株式会社ブラスト
代表取締役 下崎勇生
1998年4月1日設立
【事業内容】
電気を流すと透明なまま熱くなるガラスヒーターを製造販売しています。温度制御も含めてユニット化して様々な分野へ展開しています。ただいまバイオ分野の精密温調アプリケーションに取り組み中。
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ガラスヒーター,顕微鏡,細胞培養,タイムラプス,理化学機器(株)ブラスト

2012年01月13日

iPS合戦の伏兵

iPS細胞研究の特集をテレビ番組で見ました。iPS細胞は京大の山中教授が始めた万能細胞ですが、アメリカが巨費を投じて新しい治療方法へ応用を進めているという内容でした。ガラスヒーターを培養・解析アプリケーションとして切り込もうとしている分野なので、思わず正座してかぶりつきで見てしまいました。


  ※流路チップを換装すると細胞培養のリアクターになります

せっかくの日本オリジナルが競合アメリカに遅れを取りそうだという警鐘にもなっています。確かに起業してからもアメリカの案件は日本の十倍も話が早く進むと実感してます。権威や実績よりリスクテイクを潔しとするお国柄。

しかし個人的には、競合よりも脅威が直ぐ隣、中国から迫っていると感じています。今や欧米の製薬企業はこぞって中国に研究所を設立し、日本も多くのCRO(臨床受託機関)が中国現地法人を設立しています。
最大の理由は治験費用と期間の効率化。賄賂やりたいほうだいだった中国の医療行政も長官を処断!?して急速に国際規格へハーモナイズしています。つまり中国で治験OKなら(法的には)世界に通用するし、それでいて費用と期間は国際相場の3分の1以下。
ブラスト社のハイパーサーミアが一時休止になった背景にも、ユルユルだったはずの治験基準がいきなりFDA(アメリカにおける厚生労働省)並みになったことがあります。

中国政府も意識して世界の医療技術を呼び込もうとしている節があります。今や中国ビジネスとは中国企業とのビジネスに限ったものではなく、中国をポータルとしたグローバルビジネスでもあります。
アメリカも中国も共通しているのは、高度で人命にかかわる医療分野へのリスクテイクとその敬意を惜しげもなく示していること。それに比べて我が国と言えば、政府物入りの某医療イノベーション室長ですら「日本じゃムリっっ」とシカゴに逃亡しちゃったくらいですから。

だけどだけど、羨んだりグチったりしてるほど暇ではない。自らの技術と気概を元手にし、世界相手へ体当たりで立ち回りする。それがベンチャーのベンチャーたる所以です。  

Posted by 株式会社ブラスト at 09:32Comments(4)ビジネス