プロフィール
株式会社ブラスト
株式会社ブラスト
代表取締役 下崎勇生
1998年4月1日設立
【事業内容】
電気を流すと透明なまま熱くなるガラスヒーターを製造販売しています。温度制御も含めてユニット化して様々な分野へ展開しています。ただいまバイオ分野の精密温調アプリケーションに取り組み中。
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ガラスヒーター,顕微鏡,細胞培養,タイムラプス,理化学機器(株)ブラスト

2019年01月21日

酸素センサ

低酸素インキュベータ開発の一番の肝は酸素センサ用のドライバ回路です。



酸素センサの検出信号を制御機が読み取りやすいよう、増幅変換する装置です。かねてよりの課題でしたが、自社開発していたもので、これが完成したことでやっと装置を一体化できました。

酸素センサは市販されているけどドライバ回路は市販されていないのです。価格にもよりますが、これだけでもライフサイエンスの研究装置用に売れると思います。

さて、インフルエンザは治ったけど体調がどうにもこうにもしっくり来ない。いやね何がどうというものでもないけど、何かこう歯車が合ってない妙な感じ。そうこうしているうちに、もう妖怪”年度内納 入道”が出始めました。早えーよっ。

四の五の言わんと脳内ホルモンのフル増産、開始です。  

Posted by 株式会社ブラスト at 16:57Comments(0)ビジネス新しいもの細胞培養装置

2019年01月18日

低酸素インキュベータ

低酸素インキュベータの商用モデル1号機が出来上がりました。

  ☆カートリッジは二酸化炭素用です。

細かい詰めは残っていますが、外観やハードの部品は殆ど最終仕様。筐体に入りきらずハミ出していた内臓も全部収まり、今までのようなエクスキューズ(この部分は商品では奇麗に仕上がります的なもの)はありません。


ウェルプレートサイズのチャンバーユニット(35mmディッシュ2個搭載)も寄せ集めのような風体ではなく、すっきり出来て黒色塗装しました。

そして、このたび”火”が入りました。こいつ、動くぞ!

なんとか目標の酸素濃度0.5%、二酸化炭素濃度5%に到達しました。開発は長い険しい気の遠くなるような道程、昨年5月からスタートして苦節8か月(短かっ)。
従来品ではありえないコンパクトさ&窒素フリーで低酸素環境を実現します。癌細胞のハイポキシア(低酸素)培養を始め、各種細胞の酸素環境をお手軽に管理できて用途は無限大。再生医療の研究をサクサクお手伝いです。

と行きたいところですが、まだ制御が不安定で直ぐ濃度バランスが崩れます。コチラを立てればアチラが立たず、両方立てれば両方立たず。やはり密閉状態で酸素と二酸化炭素の二相を同時に制御するのは至難の業なのです。それでもあと少し。制御プロトコルとレイアウトを調整してみます。  

Posted by 株式会社ブラスト at 08:37Comments(0)ビジネス細胞培養装置

2019年01月11日

オルガノイド4.0

オルガノイドとは細胞塊に遺伝子などを注入して臓器の働きを持たせた組織のことで、どのようにどこまで成長させるかが再生医療に向けた技術テーマの一つになっています。

この専門誌に載っている先生が京都リサーチパークで講演されたので聴講してきました。やはり面と向かって話を聞くと字面を追うだけよりずっと分かりやすく最新情報を得られます。

その後で会場ロビーにて交流会兼プチ展示会が開催されまして、ブラスト社も顕微鏡インキュベータを展示してきました。この中でオルガノイドを育成できることを目指しています。短い時間でしたが中々に深い話が出来て新年一発目のイベントとしては上出来です。

ついでに翌日は関西方面を営業回り。今年の学会は京都や大阪が多く、神戸国際会議場と関西づいています。行く機会が増えると首都圏の会社同士が関西で打ち合わせすることもしばしば。でも川崎は羽田や品川が近くてアクセス抜群なので、関東の北部へ在来線を乗り継いで行くより時間的には短かったりします。

3月に開催される再生医療学会の企業展示ではプレゼンの機会も得ました。近畿経済局が主宰の関西再生医療産業コンソーシアム「KRIK(クリック)」に参加しているのですが、その3枠のうちの1つに採択されたのです。関西企業じゃないのにちょっと出張り過ぎかもしれませんが、”態度は遠慮しつつも行動は遠慮なく”発表してきます。
  

Posted by 株式会社ブラスト at 07:57Comments(0)ビジネス細胞培養装置

2018年12月31日

強みを磨く

ブラスト社の顕微鏡インキュベータ、取り付ける顕微鏡の種類が突に増えてきました。底面だけ差し替えれば良いので、簡便に対応できます。

  ☆電動ステージ対応底面付き

どうにかこうにか年内の仕事を終え、やっと一息です。今年は特に慌ただしかった~。来年からの動きに期待がかかります。

年末に突然我が家の冷蔵庫が壊れて動かなくなってしまいました。中の食材を慌てて外に出します(折しも寒波で冷蔵庫並みの気温)。もう15年使っているから買い換えタイミングなのですが、何もこんな時期に壊れなくても。

ネット販売や家電量販店では配送に日数かかります。そこで近所の電気屋さんに行ってみたら、同じようなサイズが売ってて、しかも当日にお届け!即決で買いました。配送車が出回っているから戻ってきて伺いますとのことでしたが、3時間後には来てくれました。近所の電気屋さん、サイコー!

ここの配達車は我が家の近辺をしょっちゅう走り回っていてよく目にします。量販店やネット通販に価格で勝負するんじゃなく、ご近所エリアに特化したサービスで独自性を打ち出しているのです。地域に根付いた経済活動、手広く拡大させるビジネスだけが華じゃないということです。ブラスト社の事業も強みを磨くことを意識して来年の計画を立てていくことにします。

今夜は大晦日。一年を振り返りながら新しいスタートに思いを馳せます。皆様、良いお年をお過ごしください。  

Posted by 株式会社ブラスト at 10:33Comments(0)ビジネス細胞培養装置

2018年12月14日

時代はNICO-NICO

先だっての分子生物学会では、その前日の癌3次元培養研究会からの流れもあって3次元培養シートTASCLのサンプル依頼が集中しました。

共培養容器NICO-1は無料サンプルが無いのですが、それでも発売予定の参考展示やポスター発表が効いて結構な注目が集まりました。


2個で1つのNICO-1ですが、こちらは3連。中間のウェルがバッファとなって色々な相互干渉を観察できます。


さらに、小さなNICO-1が48組のNICO-48(!?)は歌って踊れ、、はしないのですが、製薬企業さんが興味津々。


NICO-1のイメージキャラを作ってみました。本屋さんのPOPみたいにわざと手書きにしてます。チラシ類はPCで綺麗に作ってるので、逆にある意味目立ってます。

このキャラを育てて再生医療学会でPR大使を務めてもらうことにします。  

Posted by 株式会社ブラスト at 17:21Comments(0)ビジネス新しいもの細胞培養装置

2018年11月11日

癌とハイポキシア研究会

先週末はホテルグリーンタワー幕張で開催された「癌とハイポキシア研究会」に企業展示してきました。


9月に出展した癌学会にてお誘いを受けたのですが、こちらは癌の分野でもハイポキシア(低酸素環境)に関する研究発表会です。ブラスト社も開発中の低酸素インキュベータを展示しました。

  ☆内部に納まりきらない内臓がはみ出たまま、それも当日の朝にやっと組み上がった際どさ。

100人ほどの研究者が参加され、企業展示は4社です。テーマが限定されるため小規模ですが、非常にディープな内容でした。
使ってみたいと希望される先生方と出会えて、しかも装置の最適な構成もアドバイスいただきました。折しも隣のブースは酸素吸着剤を扱う理化学商社で、低酸素を発生させる薬剤の情報や仕切り条件をいただきました。

この低酸素インキュベータ、ブラッシュアップさせたモデルを今月下旬の癌3次元培養研究会と分子生物学会にてお披露目します。

ちなみに、共培養容器NICO1や3次元培養シートTASCLも癌研究に関連するアイテムなので一緒に展示したところ、それぞれ発明者の先生をご存知の研究者がおられて意外に注目を浴びました。有志の研究会に参加される先生方は繋がり方もディープです。  

Posted by 株式会社ブラスト at 14:31Comments(0)ビジネス展示会細胞培養装置

2018年11月02日

年末商戦

今朝、起きると妙に焦げ臭い。どこか火事じゃないかと思ったら階下のベランダから煙が濛々と。慌てて降りて行って呼び鈴鳴らすと火事じゃなかった様子(ホントはボヤかもしれないが)。何とも慌ただしい期末の幕開けでした。

さて、毎年この時期は年内納入に向けて予算消化の注文がグンと増える時期です。11月度の注文をまたずして10月31日にフライング発注が相次ぎました。それも朝に発注するとギリギリ当月に届けられてしまう恐れがあるので、夕方以降にそろ~っと入れる技が光ります。

いえね、みなまで言わずともわかりますとも。こちらも部材発注で同じことしてるので(笑)。年末に出没する妖怪ネンナイノウニュウドウはこの時期から孵化し始めるのをつかんだ今日この頃。
加えて11月は大小合わせて3件の展示会があって、臨時のバイト募集も増やします。

そんなバタ臭い中でも真面目に商品開発やってます。低酸素インキュベータの気密性改善


意地になってリーク減らそうとガチガチ固めすぎた成れの果て。って、これ、ダメだろ!機能性能さえしっかりしてたらデザインは後からついて来るだろうってエンジニア(自分)の悪い思考がもろに出ています。

優れたデザインは全てを包括するというアプローチで仕切り直しです。  
タグ :低酸素

Posted by 株式会社ブラスト at 15:43Comments(0)ビジネス細胞培養装置

2018年10月25日

W(ダブル)でCO2

顕微鏡インキュベータでの細胞培養は温度(37℃)とCO2濃度(5%)を管理します。CO2は通常設置されている大型ボンベから供給されますが、ブラスト社では取り扱いが簡単なペットボトルくらいの小型カートリッジも販売しています。
カートリッジは2日間ほど持続するもので、残量計はおろかアラームもないので48時間経過する前に交換します。減圧レギュレータセットが定価7,800円、カートリッジが定価1,500円という非常に安いものゆえ、そこはそれ割り切って考えていました。

しかし交換時期が分からないと忘れてしまう、という声が徐々に大きくなっています。市販されている自動切り替え装置はン十万円となかなかの価格。そこで、3方向の電磁弁を使って安価に自動切り替えできる装置を商品開発中です。


2本のカートリッジにつないで、1本目のガスが無くなったら2本目に切り替わるもの。


この中間に圧力の有無を感知するセンサをかませ、無くなったら電磁弁で切り替える仕組みです。原理は単純で比較的安く仕上げられそうです。
他に手のかかるテーマが目白押しで遅れ遅れになっていましたが、この機能が必要なシステムを受注しているので、合わせ技で開発するようにします。  

Posted by 株式会社ブラスト at 06:56Comments(0)ビジネス新しいもの細胞培養装置

2018年10月09日

低酸素インキュベータ

開発中の低酸素インキュベータ、ケースの中に納まったものが出来上がりました。


特長はなんといってもリザーバーを設けたこと。ここに脱酸素剤を入れて低酸素ガスを発生・濃度調節し、高気密性の培養チャンバー内に強制循環させます。


従来の低酸素インキュベータは培養チャンバーへ窒素ガスを垂れ流して酸素を追いやって低酸素状態にしていたので、相当な量の窒素ガスを消費します。しかし、この装置では窒素ガスいやさガスボンベ自体が要らないのです。脱酸素剤は消耗品ですが、ガスボンベを扱うより遥かにお手軽です。装置も非常にコンパクトになりました。

一番最初は機能試験用の内臓剥き出しプリミティブタイプでしたが、商品開発用のプロトタイプが出来たことでやっと全貌をお見せできます。
スタートしたのがGW明けの5月半ばなので、半年足らずでここまで来ました。ブラスト社の開発スピードは恐ろしく早いのです(なぜなら”稟議””が無いから)。

とはいえ部材をケースに無理やり突っ込んだ感が否めず、肝心の性能(気密性やガス濃度)が維持できなくなったので、これから改めて調整していきます。調達費用が跳ね上がったのでコストダウンも思案のしどころだし、ケースに入れたことで新たな課題も出てきました。でも見た目が商品っぽいと開発モチベーションも増大です。

明日からバイオジャパンがパシフィコ横浜で始まります。流石にまだお披露目は無理なので写真右側の培養チャンバーだけの参考展示だとしても、説明のリアリティ度が段違いです。
おりしも本庶先生のノーベル賞が超ホットな話題。癌の免疫抑制作用には低酸素状態(ハイポキシア)も大きく影響していますから、培養環境を手軽に再現できる(当然ながら顕微鏡に載せてタイムラプスも!)となればニーズは増えるでしょう。

11月の「がんとハイポキシア研究会」で動くものを初展示できるよう頑張ります。  

2018年09月19日

オプション色々

細胞培養チャンバーは基本形を標準で揃え、それにアタッチメントやらオプションやらで組み替えます。

培養容器のタイプによる違いは底面を差し替えるのですが、いちいちひっくり返してネジを変えるのは面倒という声もあり、コンパチのアタッチも用意してみました。


 ☆正方形チャンバーは回旋可能なターレット


 ☆基本の長方形チャンバーではウェルプレート用底面にディッシュを簡単アタッチ

しかし意外に伸びません。カッチリ固定できないからでしょうか。しかしそれをするとまた面倒な手間が出ます。手間を省くとまた別の手間が、なんていうのは設計が拙い証拠。もっと大きなカスタムチャンバーであればひっくり返す手間より破損リスクが重要になるので、こういったコンパチ的なアタッチメントは必要になりそうです。

ますますオプションが増えてブロック玩具みたいになりそうですが、おもちゃ的に気楽に扱ってもらうのが身上なのです。  

Posted by 株式会社ブラスト at 07:56Comments(0)ビジネス細胞培養装置

2018年09月14日

時代はμ

スライドガラスの大きさに形成されたマイクロ流路チップで細胞培養するのがトレンドになって来てます。兼ねてより参加している動物実験代替法検討会でも、前臨床試験に用いる人体組織の模擬チップがテーマです。
ブラスト社では細胞培養チャンバーを元に流路の温度管理用チャンバーをカスタム製作していますが、カスタムではなく標準化することを商品企画しています(流行りに乗るのも大事)。


  ☆チャンバー内に流路チップをセットした状態。

スライドガラス用のホルダを据えて、流路チューブ用のポートを追加で設けています。カスタム製作だとマイクロ流路チップの調達はお客様ご自身でというスタンスでしたが、標準化するならそれも用意したほうが良いので、ASICON社製流路チップをスタンダードで扱うように考えています。


  ☆人生と同じくチップも色々

ASICON社さんはマイクロ流路を扱うベンチャーで展示会のたびに顔を合わせていて、何かコラボできそうですねと社長さんとお話をしていたのですが、先だってのJASIS2018で急浮上しました。こちらもSINCLや低酸素チャンバーの開発で要素技術や部品は揃っていたので、プロトタイプは直ぐに出来上がり。話が早いや。
満を持して今月末の癌学会で展示します。  

Posted by 株式会社ブラスト at 11:03Comments(0)ビジネス細胞培養装置

2018年09月12日

一体型

今年のJASIS2018は「売る」ことを意識して、顕微鏡インキュベータと3次元培養シートTASCLと共培養容器NICO-1だけに絞って集中的にPRしました。おかげで準備もカンタンでした。

顕微鏡インキュベータについては温度制御とCO2制御を一体化させた新バージョンを初お披露目しました。元々は海外仕様に用意したものですが、カスタム扱いで国内でも販売したところ好評だったので標準化したものです。

  ☆CO2ボンベに繋ぐとコレだけで細胞培養できます

価格はちょっと安くなりましたが、従来の構成も結構値引きしていたので実際にはあまり差がありません。それより一体型にしたことで見た目すっきり、接続の手間も減ってさらに使いやすく、煩雑になりがちな顕微鏡周辺が整理されます。来場者への説明も非常にしやすく、ということは理解してもらいやすく、PR効果はバッチリ(ガッチリ!?)です。

従来の温度制御装置とCO2制御装置はそれはそれで残します。予算枠が違うから分けて買いたいとか、CO2制御は既に持っている or 微生物培養の目的だから不要とか、機能が別れていたほうが良い場合もあります。

さて、JASISが開催される幕張メッセは微妙に遠いので、毎年ホテルに宿泊しています。早めに連泊予約すると相当に安くなるので奮発してニューオータニを定宿にしているのですが、今回はなんとジュニアスイートにアップグレードされてました。


  ☆いや、広すぎて逆に落ち着かない?!

お高い部屋に泊ると部屋自体もさることながら水回りがお金かかってるなぁと感じます。シャワーブースとバスとトイレと洗面が個別に分かれて、そのエリアだけでビジネスホテルの倍以上の広さ。それが地味にジワジワと快適さを生み出してくれます。
一見目に見えないところに手をかけて満足感を底上げしてくれる、商売の本質があるような気がします。うん、真似してみよう。  

Posted by 株式会社ブラスト at 07:33Comments(0)ガラスヒーター(実例)ビジネス細胞培養装置

2018年08月24日

超小型エアポンプ 再び

前回の超小型エアポンプ、素性は深センの中国メーカー製だとわかりました。世界中に輸出している大企業でしっかりしてそうなのですが、ロット買いのみ(最小ロット2,000個)でした。試作には不向きです。

他に探していく過程で色々見つけました。中でも小型で音の静かなタイプを見つけたので試してみると、パワーも結構あります。

非常に良いのですが、価格が桁で違います(大きいほうへ)。パワーのコントロールもしづらい。一長一短ですな。

低酸素インキュベータ
を商品化するにあたって、ポンプ以外にも諸々とパッケージ検討を進めています。しかしアレコレ詰めていくと、とんでもないお値段と大きさになってしまい、弊社の基本コンセプトである””安く軽く簡単に”から遠く離れてしまいそうです。部品むき出しの実験道具レベルで良いから、という声も聞こえてきそうですが、流石にそういう訳にもいかず。かといって考えているだけじゃ時間は無為に過ぎていきます。

初心に戻って、酸素濃度は制御せずいっそ極低酸素のみ!と割り切るのもアリです。ひたすらO2吸収したガスをただ循環させるだけ。これなら目標上代の38万円どころか20万円台にギリギリ収まるし、直ぐ販売にこぎつけられます。実際そういうニーズ(無酸素で!安く!)もあるし。
それで売ってお金と時間稼ぐ間に基板開発して、より高度なニーズへと段階的に対応するのが現実的かなぁ。

まだ残暑厳しい中にも時折り吹く風に季節の終焉を感じる今日この頃、揺れる社長ゴコロ極まれり、です。
  

Posted by 株式会社ブラスト at 14:18Comments(0)ビジネス新しいもの細胞培養装置

2018年08月12日

ミッション・インポッシブル

ミッションインポッシブルの最新作フォールアウトを見に行ってきました。世界の危機に対抗するIMFチームの超速展開ストーリで、2時間以上の話があっという間にクライマックスへ。IMAXの迫力も相まって久しぶりに映画を見たっ!って感じになりました。

タイトル通り、不可能と思える作戦を次々こなしていくことからついた名ですが、振り返って我が日常もインポッシブルなお仕事にあふれています(世界を救うお話からは相当にスケールダウンしますけどね)。

開発中の低酸素インキュベータが酸素濃度1%未満をどうにかこうにか達成しました。


この右側に酸素制御の仕組みがありまして、まだ内蔵ぶちまけたような部品剥き出し状態(グロくて見せられませんwww)。部品の整合性に苦労しましたが、最終的な構成は至ってシンプルになりました。答えはいつだってすぐ目の前にあるのです。

目標上代38万円ですが意外にパーツ費用が嵩んで儲けギリギリになるかもしれません。でも積み上げた原価に利益率をかけて価格を設定するのではなく、売れる価格を先に設定するのがブラスト流です。安くて簡便な低酸素インキュベータが出来上がると細胞培養のシーンも広がり、結果的に他のブラスト製品へもニーズが遡及します。

この開発過程で取り寄せたり作ったりしたパーツが相当数に上り、別のアイテムへ活かせそうな品も結構あります。派生テーマがどんどん生み出されていく様は正に開発サプライチェーン。

さて次はどうやってパッケージにするか→→ミッション・コンティニュー  

Posted by 株式会社ブラスト at 15:21Comments(0)ビジネス細胞培養装置

2018年07月12日

動物実験代替法検討会

8月30日大阪にて、近畿経済産業局の主催で動物実験代替法検討会が開かれます。去年3回ほど開始されて自分も聴衆として参加したのですが、今回は企業実例について講師をすることになりました。吹けば飛ぶよな零細ベンチャーが新しいコンセプトで低価格のカスタム製品をどんどんリリースする実情をお話ししてきます。

動物実験代替法とはチップ上に人体臓器を模した組織を設けて動物の代わりに薬の試験をする手法です。動物愛護の観点から欧米を皮切りに始まった取り組みですが、安定供給や被験対象の同一性を担保できるメリットもあって、再生医療の新しい出口として注目されています。

ガラスヒーター事業を始めた数年前、当時は流石にそこまでの見識はありませんでしたが、スライドガラス上で温度を維持して実験できるツールを手掛けていました。

日本ではマイクロ流路デバイスとして色々な企業が取り組んでいたのですが、世のスタンダードに中々ならなくてどこも細々と続けていたものです。


  ☆反応プールだけを加熱する超カスタム

それが去年の終わりごろから脚光を浴び始め、チップ上で培養する装置を猫も杓子も開発するようになり、今年度に入ってから一気に流路のカスタム案件が増えました。

ただ、加工には職人的なノウハウが必要で、工程管理や品質チェックに対応できる工場も少ないのです。というより減っています。相見積らしき同一案件が廻り巡って弊社に引き合いが集まることもありますが、こちらとしても今までの委託加工先が代替わりしてダメになって、困っているところです。
せっかく機運が高まってニーズもあるのに、勿体無い。なんとか提携先を開拓していくことにします。  

Posted by 株式会社ブラスト at 07:53Comments(0)ガラスヒーター(実例)ビジネス細胞培養装置

2018年07月05日

超小型ポンプで自動化

顕微鏡インキュベータにセットした培養容器の培地(’培養液)は定期的に交換します。今の仕様ではピペットを使って手動で交換しているのですが、その自動化を設計中です。


超小型ポンプでold培地を汲み出してNew培地を入れます。ポンプは3次元培養システムで使用しているタイプを活用するので調達も簡単(←自社で在庫)。要素テーマの波及展開で商品開発の効率化を図ります。

自動化というとPC接続してプログラム機能つけて、とやりがちですが、ブラスト社の商品コンセプト「安く軽く簡単に」を実現させるなら間欠タイマー(一定期間でON-OFF)だけで十分です。目標価格はポケットチャンバータイプのオプション扱いで、税別69,800円を想定しています。

とてもシンプル&コンパクトなので、このユニットだけでも需要ありそうです。組み込まずに単体で使用する場合は消費税込みで10万円未満に設定したら売れるかな。

新商品のアイデアがどんどん出てきて実例も増えているのですが、目下の悩みはチラシや広告の作成が追い付かない!でもこの分野はユーザー(研究者)の口コミが主流だし、超少量多品種+カスタム前提なのでそれほど不便でもないのです。むしろ余計な中間流通を省けるので営業効率は高い。

大きな会社ではなく強い会社を目指す技術ベンチャーには丁度いい塩梅、、、、すみません、嘘です強がりです。だいぶアップアップしてます。  

Posted by 株式会社ブラスト at 08:18Comments(0)ビジネス新しいもの細胞培養装置

2018年07月02日

簡易であるが安易でない

ガラスヒーターのニーズは理科学実験用が殆どです。試料を加熱しながら観察したいというシンプルな目的。

温度制御についてはヒーターだけでなくターゲット(加熱対象)をも同時に制御する自律温調器を標準在庫しています。
このときターゲットさえ精度出ていればよいので、ヒーターの機能性能を削った簡易版もあります。


この簡易版の温調ボード、非常に小さいのでバッテリでの運転も余裕でこなします。実験・組み込みチェックに応用できそうです。
そこで温度表示つけて、少し使い勝手を上げたカスタムを製作してみました。


色々な技術がモジュール化されている現代モノづくりですが、最近ではブラスト社自身でモジュールを揃えるようになって、商品開発にも弾みがついている今日この頃です。  

2018年06月28日

磁石でポン

細胞培養チャンバーはアタッチメントを変えることで色々な顕微鏡ステージに取り付けられます。でも研究室内に複数の違うメーカーの顕微鏡があって、実験に応じてそれぞれ取り付けられるようにしたいニーズも出てきます。

そこで簡単にステージへ固定できるよう、磁石を用意しました。

チャンバーを左右から挟んでステージにくっつけるだけ。ダイアルを左に回すと磁力ONでくっつき(ステージは金属製)、右に回すと磁力OFFで外れます。
中々に塩梅が良さそうなので、これをヒントにしてユニバーサルなアタッチメントを考えることにしました。

昨日から東京ビッグサイトで開催されているバイオテック展に行ってきました。昨年までは出展していたのですが、もう今年から出さずじまい。
会場は新設された東7棟で、一番奥なので遠い。インターフェックスやドリンクジャパンとの併催で規模は年々大きくなるけど、大きすぎて飽きてしまい、結局早々に帰ってきました。後ろに歩いていた他の来場者も”もう疲れたから帰ろうよ”と話していました。

コンシューマープロダクツならともかく、専門分野でのプロモーションは数に物言わせる時代じゃないのを自社の拡販でもヒシヒシと感じています。商業展示から学会展示にシフトしてきて、今年はその学会展示すら絞っているほどです。何か新しい仕掛けが必要です。  

Posted by 株式会社ブラスト at 08:42Comments(0)新しいもの細胞培養装置

2018年06月14日

低酸素チャンバー

ブラスト社の顕微鏡インキュベータは細胞培養に最低限必要な温度とCO2のみ管理する構成です。酸素濃度は管理できないので、必要なときは一般的なインキュベータと同じくパウチに培養容器とともに脱酸素剤を入れて丸ごとインキュベートします。

極低酸素に吸着するのみで濃度制御は出来ないし、パウチは嵩張るし、なんかカッコ悪い。あまりニーズは無かったので手を付けずにいました。

しかしこのところ急に酸素管理のニーズが高まってきました。癌細胞などの嫌気性培養では低酸素or無酸素培養が必須であることは言わずもがなですが、低酸素環境のストレス下では細胞が頑張ってむしろ成長しやすくなる現象が周知され始めたようです。
あれだ、筋トレで負荷ストレスをかけて筋肉の修復過程でバルクアップするのと同じだ。

そこで、以前に気相管理用として作った非加熱チャンバーに脱酸素剤を入れて、培養チャンバーと別室にすることを考えました。

この中では酸素濃度を0.5%まで低下させられます。つまり極低酸素ガスが出来ているわけです。それを培養チャンバーにつなげて循環させると、低酸素・無酸素環境ができるという目論見です。もちろん培養チャンバーを顕微鏡に載せてタイムラプスもできます。


左はオルガノイド灌流培養システム。低酸素3次元培養は重要な位置づけになります。送気ラインの途中に電磁弁を設けてガスをパージさせると、大気と混合して酸素濃度が上がります。閉じると脱酸素剤で低酸素に振れる。仕掛けは非常に単純。

従来の酸素管理インキュベータは大型でとても高価なもの。窒素ガスを充満させて相対的に酸素濃度をさげるので、窒素ガスのランニングコストもばかにならない。それをこんな理科の実験レベルでできたら培養シーンがあっという間に広がります。何で今まで誰もやらなかったのだろう。

やってみてわかりました。ムズい!どれだけシールしてもどこからか漏れて大気が入り込み、酸素濃度が中々下がりません。ガチガチに固めてしまえばいいじゃないかとお思いかもしれませんが、そうしたらアクセス性がガタ落ちで、培地交換しにくくなります。シール性とアクセス性をシンプルな構造で両立されるには、言うほどシンプルじゃないわけです。

でも噂を聞きつけて是非欲しい!買いたい!という声がもう出てきています。うん、売れるなこれは。
ということで、9月の癌学会で商品サンプルを御披露目できるよう頑張ります(市場調査せず社長の勘だけで商品化するお気楽ベンチャー)。  

Posted by 株式会社ブラスト at 08:09Comments(0)ガラスヒーター(実例)ビジネス細胞培養装置

2018年06月12日

細胞生物学会2018

6/6~6/8に東京は船堀で開催された細胞生物学会が無事に閉幕しました。ご来場いただいた方々には厚くお礼申し上げます。

ブラスト社史で初のInnovefest 2018との国内外(日星)同時開催!準備にてんやわんやでしたが、どうにか終わりました。


今回はブラストの設立黎明期から応援していただいている株主の一人にサポートをお願いしました。ご自身でもカカオ豆の輸入会社トリニタリオを起こされているので、その営業対応は言わずもがなの任せて安心。

オルガノイド灌流培養装置はシンガポールに持って行ったので、いつものスタンダードな培養チャンバーを展示したのですが、「既に他社製品を1台持っているのだけど2台目に安いのが欲しくて」という声が多く寄せられました。そりゃ大型セダンを持っているならセカンドカーは軽くて小回りの利く軽自動車が良いですよね。安く軽く簡単にという弊社の製品コンセプトにターゲットどんぴしゃ!

他に共培養容器NICO-1と3D培養シートTASCLを展示したのですが、最近ではNICO-1の問い合わせが急に増えました。癌研究では最新トレンドとなった液性因子のエクソソ-ムがハマるのか、本学会でも新しく研究を始めた or 始めたいという研究者の方々がブースに来られます。今までにない容器だと興味津々。
ただ、NICO-1はやっぱり”ちょっと値段が高い””と尻込みされます。まだ普及してないから最初は仕方無いですが、論文とか学術発表がこれから出てくれば使われるようになって価格もこなれるでしょう。販売が伸び始めるクリティカルマスまであと少しです。

それと、台湾の研究者が何人か訪れました。シンガポールの次に目標としているのがまさに台湾です。もう30年近く師事している中国拳法の宗家がある国で、若いころに修行、いや研修、という名の観光(早い話が遊び)に行ったことがあります。個人的にも大好きな国で、こうしてみると国民気質はシンガポールと似てるかもしれません。  

Posted by 株式会社ブラスト at 06:49Comments(0)ビジネス展示会細胞培養装置