プロフィール
株式会社ブラスト
株式会社ブラスト
代表取締役 下崎勇生
1998年4月1日設立
【事業内容】
電気を流すと透明なまま熱くなるガラスヒーターを製造販売しています。温度制御も含めてユニット化して様々な分野へ展開しています。ただいまバイオ分野の精密温調アプリケーションに取り組み中。
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ガラスヒーター,顕微鏡,細胞培養,タイムラプス,理化学機器(株)ブラスト

2018年09月19日

オプション色々

細胞培養チャンバーは基本形を標準で揃え、それにアタッチメントやらオプションやらで組み替えます。

培養容器のタイプによる違いは底面を差し替えるのですが、いちいちひっくり返してネジを変えるのは面倒という声もあり、コンパチのアタッチも用意してみました。


 ☆正方形チャンバーは回旋可能なターレット


 ☆基本の長方形チャンバーではウェルプレート用底面にディッシュを簡単アタッチ

しかし意外に伸びません。カッチリ固定できないからでしょうか。しかしそれをするとまた面倒な手間が出ます。手間を省くとまた別の手間が、なんていうのは設計が拙い証拠。もっと大きなカスタムチャンバーであればひっくり返す手間より破損リスクが重要になるので、こういったコンパチ的なアタッチメントは必要になりそうです。

ますますオプションが増えてブロック玩具みたいになりそうですが、おもちゃ的に気楽に扱ってもらうのが身上なのです。  

Posted by 株式会社ブラスト at 07:56Comments(0)ビジネスチャンバー

2018年09月14日

時代はμ

スライドガラスの大きさに形成されたマイクロ流路チップで細胞培養するのがトレンドになって来てます。兼ねてより参加している動物実験代替法検討会でも、前臨床試験に用いる人体組織の模擬チップがテーマです。
ブラスト社では細胞培養チャンバーを元に流路の温度管理用チャンバーをカスタム製作していますが、カスタムではなく標準化することを商品企画しています(流行りに乗るのも大事)。


  ☆チャンバー内に流路チップをセットした状態。

スライドガラス用のホルダを据えて、流路チューブ用のポートを追加で設けています。カスタム製作だとマイクロ流路チップの調達はお客様ご自身でというスタンスでしたが、標準化するならそれも用意したほうが良いので、ASICON社製流路チップをスタンダードで扱うように考えています。


  ☆人生と同じくチップも色々

ASICON社さんはマイクロ流路を扱うベンチャーで展示会のたびに顔を合わせていて、何かコラボできそうですねと社長さんとお話をしていたのですが、先だってのJASIS2018で急浮上しました。こちらもSINCLや低酸素チャンバーの開発で要素技術や部品は揃っていたので、プロトタイプは直ぐに出来上がり。話が早いや。
満を持して今月末の癌学会で展示します。  

Posted by 株式会社ブラスト at 11:03Comments(0)ビジネスチャンバー

2018年09月12日

一体型

今年のJASIS2018は「売る」ことを意識して、顕微鏡インキュベータと3次元培養シートTASCLと共培養容器NICO-1だけに絞って集中的にPRしました。おかげで準備もカンタンでした。

顕微鏡インキュベータについては温度制御とCO2制御を一体化させた新バージョンを初お披露目しました。元々は海外仕様に用意したものですが、カスタム扱いで国内でも販売したところ好評だったので標準化したものです。

  ☆CO2ボンベに繋ぐとコレだけで細胞培養できます

価格はちょっと安くなりましたが、従来の構成も結構値引きしていたので実際にはあまり差がありません。それより一体型にしたことで見た目すっきり、接続の手間も減ってさらに使いやすく、煩雑になりがちな顕微鏡周辺が整理されます。来場者への説明も非常にしやすく、ということは理解してもらいやすく、PR効果はバッチリ(ガッチリ!?)です。

従来の温度制御装置とCO2制御装置はそれはそれで残します。予算枠が違うから分けて買いたいとか、CO2制御は既に持っている or 微生物培養の目的だから不要とか、機能が別れていたほうが良い場合もあります。

さて、JASISが開催される幕張メッセは微妙に遠いので、毎年ホテルに宿泊しています。早めに連泊予約すると相当に安くなるので奮発してニューオータニを定宿にしているのですが、今回はなんとジュニアスイートにアップグレードされてました。


  ☆いや、広すぎて逆に落ち着かない?!

お高い部屋に泊ると部屋自体もさることながら水回りがお金かかってるなぁと感じます。シャワーブースとバスとトイレと洗面が個別に分かれて、そのエリアだけでビジネスホテルの倍以上の広さ。それが地味にジワジワと快適さを生み出してくれます。
一見目に見えないところに手をかけて満足感を底上げしてくれる、商売の本質があるような気がします。うん、真似してみよう。  

Posted by 株式会社ブラスト at 07:33Comments(0)ガラスヒーター(実例)ビジネスチャンバー

2018年08月24日

超小型エアポンプ 再び

前回の超小型エアポンプ、素性は深センの中国メーカー製だとわかりました。世界中に輸出している大企業でしっかりしてそうなのですが、ロット買いのみ(最小ロット2,000個)でした。試作には不向きです。

他に探していく過程で色々見つけました。中でも小型で音の静かなタイプを見つけたので試してみると、パワーも結構あります。

非常に良いのですが、価格が桁で違います(大きいほうへ)。パワーのコントロールもしづらい。一長一短ですな。

低酸素インキュベータ
を商品化するにあたって、ポンプ以外にも諸々とパッケージ検討を進めています。しかしアレコレ詰めていくと、とんでもないお値段と大きさになってしまい、弊社の基本コンセプトである””安く軽く簡単に”から遠く離れてしまいそうです。部品むき出しの実験道具レベルで良いから、という声も聞こえてきそうですが、流石にそういう訳にもいかず。かといって考えているだけじゃ時間は無為に過ぎていきます。

初心に戻って、酸素濃度は制御せずいっそ極低酸素のみ!と割り切るのもアリです。ひたすらO2吸収したガスをただ循環させるだけ。これなら目標上代の38万円どころか20万円台にギリギリ収まるし、直ぐ販売にこぎつけられます。実際そういうニーズ(無酸素で!安く!)もあるし。
それで売ってお金と時間稼ぐ間に基板開発して、より高度なニーズへと段階的に対応するのが現実的かなぁ。

まだ残暑厳しい中にも時折り吹く風に季節の終焉を感じる今日この頃、揺れる社長ゴコロ極まれり、です。
  

Posted by 株式会社ブラスト at 14:18Comments(0)ビジネス新しいものチャンバー

2018年08月12日

ミッション・インポッシブル

ミッションインポッシブルの最新作フォールアウトを見に行ってきました。世界の危機に対抗するIMFチームの超速展開ストーリで、2時間以上の話があっという間にクライマックスへ。IMAXの迫力も相まって久しぶりに映画を見たっ!って感じになりました。

タイトル通り、不可能と思える作戦を次々こなしていくことからついた名ですが、振り返って我が日常もインポッシブルなお仕事にあふれています(世界を救うお話からは相当にスケールダウンしますけどね)。

開発中の低酸素インキュベータが酸素濃度1%未満をどうにかこうにか達成しました。


この右側に酸素制御の仕組みがありまして、まだ内蔵ぶちまけたような部品剥き出し状態(グロくて見せられませんwww)。部品の整合性に苦労しましたが、最終的な構成は至ってシンプルになりました。答えはいつだってすぐ目の前にあるのです。

目標上代38万円ですが意外にパーツ費用が嵩んで儲けギリギリになるかもしれません。でも積み上げた原価に利益率をかけて価格を設定するのではなく、売れる価格を先に設定するのがブラスト流です。安くて簡便な低酸素インキュベータが出来上がると細胞培養のシーンも広がり、結果的に他のブラスト製品へもニーズが遡及します。

この開発過程で取り寄せたり作ったりしたパーツが相当数に上り、別のアイテムへ活かせそうな品も結構あります。派生テーマがどんどん生み出されていく様は正に開発サプライチェーン。

さて次はどうやってパッケージにするか→→ミッション・コンティニュー  

Posted by 株式会社ブラスト at 15:21Comments(0)ビジネスチャンバー

2018年07月12日

動物実験代替法検討会

8月30日大阪にて、近畿経済産業局の主催で動物実験代替法検討会が開かれます。去年3回ほど開始されて自分も聴衆として参加したのですが、今回は企業実例について講師をすることになりました。吹けば飛ぶよな零細ベンチャーが新しいコンセプトで低価格のカスタム製品をどんどんリリースする実情をお話ししてきます。

動物実験代替法とはチップ上に人体臓器を模した組織を設けて動物の代わりに薬の試験をする手法です。動物愛護の観点から欧米を皮切りに始まった取り組みですが、安定供給や被験対象の同一性を担保できるメリットもあって、再生医療の新しい出口として注目されています。

ガラスヒーター事業を始めた数年前、当時は流石にそこまでの見識はありませんでしたが、スライドガラス上で温度を維持して実験できるツールを手掛けていました。

日本ではマイクロ流路デバイスとして色々な企業が取り組んでいたのですが、世のスタンダードに中々ならなくてどこも細々と続けていたものです。


  ☆反応プールだけを加熱する超カスタム

それが去年の終わりごろから脚光を浴び始め、チップ上で培養する装置を猫も杓子も開発するようになり、今年度に入ってから一気に流路のカスタム案件が増えました。

ただ、加工には職人的なノウハウが必要で、工程管理や品質チェックに対応できる工場も少ないのです。というより減っています。相見積らしき同一案件が廻り巡って弊社に引き合いが集まることもありますが、こちらとしても今までの委託加工先が代替わりしてダメになって、困っているところです。
せっかく機運が高まってニーズもあるのに、勿体無い。なんとか提携先を開拓していくことにします。  

Posted by 株式会社ブラスト at 07:53Comments(0)ガラスヒーター(実例)ビジネスチャンバー

2018年07月05日

超小型ポンプで自動化

顕微鏡インキュベータにセットした培養容器の培地(’培養液)は定期的に交換します。今の仕様ではピペットを使って手動で交換しているのですが、その自動化を設計中です。


超小型ポンプでold培地を汲み出してNew培地を入れます。ポンプは3次元培養システムで使用しているタイプを活用するので調達も簡単(←自社で在庫)。要素テーマの波及展開で商品開発の効率化を図ります。

自動化というとPC接続してプログラム機能つけて、とやりがちですが、ブラスト社の商品コンセプト「安く軽く簡単に」を実現させるなら間欠タイマー(一定期間でON-OFF)だけで十分です。目標価格はポケットチャンバータイプのオプション扱いで、税別69,800円を想定しています。

とてもシンプル&コンパクトなので、このユニットだけでも需要ありそうです。組み込まずに単体で使用する場合は消費税込みで10万円未満に設定したら売れるかな。

新商品のアイデアがどんどん出てきて実例も増えているのですが、目下の悩みはチラシや広告の作成が追い付かない!でもこの分野はユーザー(研究者)の口コミが主流だし、超少量多品種+カスタム前提なのでそれほど不便でもないのです。むしろ余計な中間流通を省けるので営業効率は高い。

大きな会社ではなく強い会社を目指す技術ベンチャーには丁度いい塩梅、、、、すみません、嘘です強がりです。だいぶアップアップしてます。  

Posted by 株式会社ブラスト at 08:18Comments(0)ビジネス新しいものチャンバー

2018年07月02日

簡易であるが安易でない

ガラスヒーターのニーズは理科学実験用が殆どです。試料を加熱しながら観察したいというシンプルな目的。

温度制御についてはヒーターだけでなくターゲット(加熱対象)をも同時に制御する自律温調器を標準在庫しています。
このときターゲットさえ精度出ていればよいので、ヒーターの機能性能を削った簡易版もあります。


この簡易版の温調ボード、非常に小さいのでバッテリでの運転も余裕でこなします。実験・組み込みチェックに応用できそうです。
そこで温度表示つけて、少し使い勝手を上げたカスタムを製作してみました。


色々な技術がモジュール化されている現代モノづくりですが、最近ではブラスト社自身でモジュールを揃えるようになって、商品開発にも弾みがついている今日この頃です。  

2018年06月28日

磁石でポン

細胞培養チャンバーはアタッチメントを変えることで色々な顕微鏡ステージに取り付けられます。でも研究室内に複数の違うメーカーの顕微鏡があって、実験に応じてそれぞれ取り付けられるようにしたいニーズも出てきます。

そこで簡単にステージへ固定できるよう、磁石を用意しました。

チャンバーを左右から挟んでステージにくっつけるだけ。ダイアルを左に回すと磁力ONでくっつき(ステージは金属製)、右に回すと磁力OFFで外れます。
中々に塩梅が良さそうなので、これをヒントにしてユニバーサルなアタッチメントを考えることにしました。

昨日から東京ビッグサイトで開催されているバイオテック展に行ってきました。昨年までは出展していたのですが、もう今年から出さずじまい。
会場は新設された東7棟で、一番奥なので遠い。インターフェックスやドリンクジャパンとの併催で規模は年々大きくなるけど、大きすぎて飽きてしまい、結局早々に帰ってきました。後ろに歩いていた他の来場者も”もう疲れたから帰ろうよ”と話していました。

コンシューマープロダクツならともかく、専門分野でのプロモーションは数に物言わせる時代じゃないのを自社の拡販でもヒシヒシと感じています。商業展示から学会展示にシフトしてきて、今年はその学会展示すら絞っているほどです。何か新しい仕掛けが必要です。  

Posted by 株式会社ブラスト at 08:42Comments(0)新しいものチャンバー

2018年06月14日

低酸素チャンバー

ブラスト社の顕微鏡インキュベータは細胞培養に最低限必要な温度とCO2のみ管理する構成です。酸素濃度は管理できないので、必要なときは一般的なインキュベータと同じくパウチに培養容器とともに脱酸素剤を入れて丸ごとインキュベートします。

極低酸素に吸着するのみで濃度制御は出来ないし、パウチは嵩張るし、なんかカッコ悪い。あまりニーズは無かったので手を付けずにいました。

しかしこのところ急に酸素管理のニーズが高まってきました。癌細胞などの嫌気性培養では低酸素or無酸素培養が必須であることは言わずもがなですが、低酸素環境のストレス下では細胞が頑張ってむしろ成長しやすくなる現象が周知され始めたようです。
あれだ、筋トレで負荷ストレスをかけて筋肉の修復過程でバルクアップするのと同じだ。

そこで、以前に気相管理用として作った非加熱チャンバーに脱酸素剤を入れて、培養チャンバーと別室にすることを考えました。

この中では酸素濃度を0.5%まで低下させられます。つまり極低酸素ガスが出来ているわけです。それを培養チャンバーにつなげて循環させると、低酸素・無酸素環境ができるという目論見です。もちろん培養チャンバーを顕微鏡に載せてタイムラプスもできます。


左はオルガノイド灌流培養システム。低酸素3次元培養は重要な位置づけになります。送気ラインの途中に電磁弁を設けてガスをパージさせると、大気と混合して酸素濃度が上がります。閉じると脱酸素剤で低酸素に振れる。仕掛けは非常に単純。

従来の酸素管理インキュベータは大型でとても高価なもの。窒素ガスを充満させて相対的に酸素濃度をさげるので、窒素ガスのランニングコストもばかにならない。それをこんな理科の実験レベルでできたら培養シーンがあっという間に広がります。何で今まで誰もやらなかったのだろう。

やってみてわかりました。ムズい!どれだけシールしてもどこからか漏れて大気が入り込み、酸素濃度が中々下がりません。ガチガチに固めてしまえばいいじゃないかとお思いかもしれませんが、そうしたらアクセス性がガタ落ちで、培地交換しにくくなります。シール性とアクセス性をシンプルな構造で両立されるには、言うほどシンプルじゃないわけです。

でも噂を聞きつけて是非欲しい!買いたい!という声がもう出てきています。うん、売れるなこれは。
ということで、9月の癌学会で商品サンプルを御披露目できるよう頑張ります(市場調査せず社長の勘だけで商品化するお気楽ベンチャー)。  

Posted by 株式会社ブラスト at 08:09Comments(0)ガラスヒーター(実例)ビジネスチャンバー

2018年06月12日

細胞生物学会2018

6/6~6/8に東京は船堀で開催された細胞生物学会が無事に閉幕しました。ご来場いただいた方々には厚くお礼申し上げます。

ブラスト社史で初のInnovefest 2018との国内外(日星)同時開催!準備にてんやわんやでしたが、どうにか終わりました。


今回はブラストの設立黎明期から応援していただいている株主の一人にサポートをお願いしました。ご自身でも会社起こされているので、その営業対応は言わずもがなの任せて安心。

オルガノイド灌流培養装置はシンガポールに持って行ったので、いつものスタンダードな培養チャンバーを展示したのですが、「既に他社製品を1台持っているのだけど2台目に安いのが欲しくて」という声が多く寄せられました。そりゃ大型セダンを持っているならセカンドカーは軽くて小回りの利く軽自動車が良いですよね。安く軽く簡単にという弊社の製品コンセプトにターゲットどんぴしゃ!

他に共培養容器NICO-1と3D培養シートTASCLを展示したのですが、最近ではNICO-1の問い合わせが急に増えました。癌研究では最新トレンドとなった液性因子のエクソソ-ムがハマるのか、本学会でも新しく研究を始めた or 始めたいという研究者の方々がブースに来られます。今までにない容器だと興味津々。
ただ、NICO-1はやっぱり”ちょっと値段が高い””と尻込みされます。まだ普及してないから最初は仕方無いですが、論文とか学術発表がこれから出てくれば使われるようになって価格もこなれるでしょう。販売が伸び始めるクリティカルマスまであと少しです。

それと、台湾の研究者が何人か訪れました。シンガポールの次に目標としているのがまさに台湾です。もう30年近く師事している中国拳法の宗家がある国で、若いころに修行、いや研修、という名の観光(早い話が遊び)に行ったことがあります。個人的にも大好きな国で、こうしてみると国民気質はシンガポールと似てるかもしれません。  

Posted by 株式会社ブラスト at 06:49Comments(0)ビジネス展示会チャンバー

2018年06月09日

Innovefest2018 in シンガポール

6/5~6/6にシンガポールで開催されたIoT、ヘルスケア最新テクノロジー展「Innovefest 2018」が無事に閉幕しました。大勢の方にいらしていただき、誠にありがとうございました。


JETROシンガポールの日本パビリオンの一角で、結構目立つ位置です。人の流れが良く、狙った分野の人と共お話しできたようです。
シンガポールではまずアカデミアの方々とリンクして学術連携から始めようと思っていたのですが、NUS(シンガポール国立大学)の研究者が来場され、今回の展示品でもあるオルガノイド培養チャンバーに関心を抱かれたとのこと。早速5月のCheminasで発表した抄録を英訳してお送りすることにします。


ブースには大型モニタが設置されているので、ポスターじゃなく動画やスライドショーを流します。何か欲しい情報の要望があれば日本でデータ修正して転送することで、すぐに現地で映せます。

今回私が行けなかったのでどうなることやらと思いましたが、優秀な現地スタッフさんに加えバイオ経験者の方にサポートしていただき、とてもスムーズに回せたようです。


こうなったら、もう私は行かないほうが良いかもしれません。事前に打ち合わせして後は現地スタッフにお任せ、最後だけ顔を出して「やあ皆、元気かい?ハッピーになろうぜ!」なんておバカキャラで愛想振りまいて、とっとと去る。

これぞ ”社長元気で留守が良い” ?!  

Posted by 株式会社ブラスト at 13:14Comments(0)ビジネス展示会チャンバーシンガポール

2018年05月24日

Cheminas 37th(2018)

今週の月曜火曜とつくば産総研で開催された「化学とマイクロナノシステム学会」、無事終了しました。ご来場いただいた方々には厚くお礼申し上げます。


今回の目玉はオルガノイド灌流培養システム「SINCL(仮称)」。研究品じゃなくコマーシャルモデルとしての試作品を初展示です。


空気圧で吸引して格子状に象ったアレイにて細胞の塊を個別に育て、ある程度大きくなったら吸引をやめて一気に収穫・回収するもので、より大きな組織を均一に作成するものです。それが小さなデバイスで潅流培養ができるのは超画期的です。
先生方も興味津々で、無償モニタ募集シテマス、ってコソーリ言うと、ゼヒツカワセテクダサイと小声で回答(笑)。

インパクト大なこの装置、ポスターもインパクト勝負でこまごまと説明せず、マウスES細胞を目玉のようにドーンッと張り出しました(目玉商品だけに)。


さ、これで公開となったので大っぴらに宣伝できます。おりしも同日に海外スタッフがシンガポール出張して、各機関を回って調整してきました。Innovefefstに向けて準備です。  

Posted by 株式会社ブラスト at 18:02Comments(0)ビジネス展示会チャンバー

2018年05月09日

動くPR

顕微鏡インキュベータのPR用動画が出来ました。えぇ~今頃ですか?という感じはさておき、どうにかの第一弾です。



やっぱり動画があるとわかりやすい。チラシや資料は”さぁ見よう”と意識しなきゃいけませんが、動画ならボーッと見てるだけで視聴覚情報が飛び込んできます。

PRはもっぱら展示会と学会ですが、もっと密に情報をお届けしていきます。  

Posted by 株式会社ブラスト at 07:56Comments(0)ビジネスチャンバー

2018年04月23日

リチウムイオンバッテリ

カスタムで発注していたLi-ion(リチウムイオン)バッテリーセットが届きました。充放電回路付き、それで約3万円という、ありえない安さ。


Li-ionバッテリーは標準仕様の流通品であればスマホ用とか数千円で売られています。しかし仕様を変えたカスタムパックとなると保護回路も作らねばならず(Li-ionは過充放電すると危険)、10年以上前なら新規開発扱いとなって下手したら車が買えるほどの金額だったのです。それが簡単にネットで買えるなんて、隔絶の感すら漂います。

ブラスト社の設立当初はホントにパーツの一つ一つから新たに開発していかなきゃならなかったのですが、今や多くの基礎部分はモジュール化されたものが市販されているので、それらを活用すれば期間も費用も労力も極めて抑えた高効率な開発が可能になります。今までに培った独自の要素技術があってこそですが、その商品化にあたっては昔とは比べ物にならないほど手軽になりました。

その代わりと言いますか、要素技術をどのようにパッケージするかという市場アプローチの着眼点や発想力が勝負どころとなっています。
ブラスト社もただいま新規開発アイテムを3テーマ走らせていますが、全く違うものじゃなく相関しあう技術の組み方を変えたものなので、同時に走る方がスムーズです。

その最たる今年度の目玉、PASCLコマーシャルタイプの試作1号機が形になり、ただいま2号機を製作中です。もうね、なんというかね、、、言いたい!声を大にして、画像一杯にして見せたい!なんかこう、凄いもんになっとります。ああ、だけど言えない。開発あるあるネタ~。

来月に産総研つくばで開催されるCheminas(化学とマイクロ・ナノシステム学会)にて共同研究先の先生のポスター発表&企業展示で初お披露目します。

今年度もどんどんブラストしていきます。  

Posted by 株式会社ブラスト at 15:46Comments(0)ビジネス新しいものチャンバー

2018年04月10日

ヒーターのないチャンバーなんて

再生医療学会では色々なカスタムをお引き合い頂きました。中には変わり種もあるわけで、細胞培養チャンバーでヒーター要らないので箱だけ欲しいというニーズがありました。それ、ネタのないシャリだけの寿司、、、おにぎりじゃダメなんですか的な。

話を良く聞いてみると、普段は大型インキュベータで培養していて、顕微鏡観察で外に出すときにガス濃度を保っておきたいだけのようです。短時間なのでヒーターは要らなくて、今はタッパーを使っているけど使いづらくて、と。

それでピンと来ました。酸素濃度ですね!残念ながらブラスト社のコントローラはCO2濃度の調整しかできませんが、それはイイヤツ持ってるから文字通り箱だけ欲しいと、改めて言われました。

最近になって高密閉度チャンバーのカスタムオーダーが幾つか来てるので、大体概要はわかります。在庫パーツをネジで組んでシリコンシートでシールして、それでもう完成です。


流石にこれだけじゃ寂しい。箱だけといわれましたが、インキュベータに入れているときは内部のガスを積極的に循環させたほうが均一になるので、ポンプ吸引を付けました。

ポンプも普通は納期が結構掛かるのだけど、PASCLで使った予備が新品で在庫してるのです。ほぼ即納ながら、バッチリ合いました。

他にも同様の引き合いをいただいています。今回、酸素の管理に関する関心が非常に高く、いわゆる「気相管理」に関してトレンドになっている節があります。昔に開発していたハイパーサーミアに通じるものがあり、大体背景は読めました。ブラスト社の主体で新しく取り組んでみるつもりです。古くて新しいテーマ、いただきです。  

Posted by 株式会社ブラスト at 14:13Comments(0)ガラスヒーター(実例)ビジネスチャンバー

2018年01月18日

3次元培養シート

今日、3次元培養シート「TASCL」の商品ロットが初納入されました。


このシートは東京大学の先生の発明で、およそ1cm四方のシリコンシート上にミクロンサイズの極小ディンプルが形成され、その中で細胞たちが乳母日傘で塊にまで育っていくのです。
底には穴が開いているので、ある程度育ったらペロッとシートを捲ると細胞塊だけ残り、立体的でより大きな細胞組織にまで育っていきます。

似たような培養基材は他にもありますが、プラスチック容器に固定されてしまっています。それに比べ、このTASCLは底面(基材・容器)を研究内容や細胞の種類に合わせて自由に選定できるのが大きな特長です。
今まで無償サンプル的に配布していましたが、今回の品は有償で提供する”商品”です。先生と何度も協議を重ね、ようやく調達の運びとなりました。お待たせしていた先生方には最優先でお届けします。


滅菌パックに4枚入って12,000円(直販限定)です。まだ調達数は少ないし最初は思わぬ課題も色々と出てくるでしょうから、いきなりガッツリ広めず個別に提供していく予定です。サンプル配布は当面続けますが、前提となる商品があるのとないのとではビジネスへの継続性が大違いです。

これでインタラクティブ培養ウェル「NICO-1」と合わせて取り扱う培養容器が2種類となりました。ブラスト社の細胞培養チャンバーと合わせ、「培養ソリューションの見える化」としてプロモートしていきます。  

Posted by 株式会社ブラスト at 11:43Comments(0)ビジネスチャンバー

2018年01月15日

シリーズ刷新

先週、突然足の裏が痛くなりました。筋トレを再開したから足底筋膜痛でもなったかなと軽く考えていましたが、日増しに痛みが強くなります。
靴下脱いでみると、なんと粉瘤(おできみたいなもの)ができていました。それが足裏を圧迫していたわけですから、そりゃ痛いわ。
目の上のタンコブならぬ足の裏の粉瘤。潰れるまで我慢するしかないですね。

さて、気を取り直して只今ガラスヒーター製品のシリーズを大幅に刷新しています。

  ※チャンバーは型式を絞り込みつつ、オプションパーツで多用途に対応

目的は”わかりやすさ”の向上です。たくさんあってどれを選べばいいかと迷うのも購入モチベを上げるので悪くないのですが、程度問題です。
やたらと増えると作業が煩雑になってキリキリ&てんてこ舞いする原因にもなっています。そこで型番と仕様を整理しなおして、お客さんがどれを買えばいいのかたどり着きやすくします。

しかしこれが意外に難問。タンスで増殖しすぎた服を整理するのに似ています。好みや体型の変化に加えて買った値段も絡んで、中々捨てられない。そうそう、価格も見直しています。特に今年は直販を強化するので、価格体系も併せねばなりません。でも目新しい商品を出してPRするよりずっと販売力は上がりそうな予感が、作業をしている最中でも漂ってきます。

お客さんの「わかりやすさ」は作り手の「売りやすさ」との裏表ですから、経営効率も上がるはず。まずは商売の基本に立ち戻ってスッキリさせます。  

Posted by 株式会社ブラスト at 08:25Comments(0)ビジネスチャンバー

2018年01月10日

スリットチャンバー

細胞培養チャンバーの天面ガラスヒーターに穴をあけた例をいくつか紹介しました。色々と差し込んで作業するために穴が必要なのですが、あまり大きいとガラスヒーターの発熱能力も落ちてしまいます。

マニュピレータを差し込んで作業する範囲が横方向にスライドする場合、穴じゃなくても長方形の開きで良いわけです。でも長方形の開口は結構コスト高になるうえ、強度も低下します。

そこで、真っ二つに分けてスリットを設けた仕様を作ってみました。

開口は中央だけで良いので、熱が逃げるのを防ぐために耐熱テープで両端を覆います。



サーモグラフィでみるとこんな感じ。見たまんまですね。横に長い開口はスライドガラス上で細胞をあれこれ動かす場合にピッタリです。  

Posted by 株式会社ブラスト at 08:31Comments(0)ガラスヒーター(実例)ビジネスチャンバー

2017年12月27日

ガラス底面

細胞培養チャンバーの底面は培養容器の形に穴が開いています。高い倍率で観察するときは顕微鏡レンズがギリギリ近づけられるための処置ですが、熱やガスが逃げてしまいます。そこで底面にもヒーターではない薄いガラスを嵌め込みました。


  ※非常にわかりづらいですが、長方形のガラスが嵌っています。

できるだけ薄くしたいのですが、そうすると樹脂加工費が高くなるわガラスは割れやすくなるわで、強度と薄さ(とコスト)のバランスどりが大変でした。でもどうにか収まり良くできて、思った以上に上手く観察できるようです。

ザイコアリマス呪文が裏目に出て、最後の最後までネンナイノウニュウドウが出没してきました。流石に力尽きかけようかの折、どうにかこうにか年内最後の出荷も終わりました。これでスッキリ年末を迎えられそうです。

最近は天気も良く、横浜は絶好の散歩日和が続きます。

  ※山下公園からみなとみらいを望む

明日は午前中で仕事納め。気持ちも晴れ晴れです。  

Posted by 株式会社ブラスト at 11:07Comments(0)ビジネスチャンバー