プロフィール
株式会社ブラスト
株式会社ブラスト
代表取締役 下崎勇生
1998年4月1日設立
【事業内容】
電気を流すと透明なまま熱くなるガラスヒーターを製造販売しています。温度制御も含めてユニット化して様々な分野へ展開しています。ただいまバイオ分野の精密温調アプリケーションに取り組み中。
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ガラスヒーター,顕微鏡,細胞培養,タイムラプス,理化学機器(株)ブラスト

2017年08月10日

アハ体験

お盆休み前、考えること(仕事にケリつけて気分よく休みたい)はみんな一緒のようで、引合いをガンガンぶっこんできます。こちらもどうにか工程抑えられて一段落。と言ってもブラストに夏休みはありませんが、日頃溜まっている作業をします。

まずは細胞培養チャンバーの見直しにかかります。当初は上面と下面にガラスヒーターを設置したタイプが主でしたが、最近は上面だけに設置したタイプ推しです。色々な観察に対応できるし、何より安いし。

でも熱源が上面だけなので培養容器内は温度が均一ではなく、やっぱり端のほうは放熱して温度も低くなってしまいます。商品化の前に測って確認したのですが、もう一度測ってみました。


  ☆容器内のあちこちに温度センサを差し込み

すると、意外?なことに結構均一です。むしろ温度センサの差し込み方とか液量とかによる誤差が影響大きい。機能や構造は少しづつながら何だかんだと常に改良していますので、当初よりかなり洗練されているのは確かです。

絵が少しづつ変わっていって何が変わったか当てるクイズ番組がありますが、中々わからないものです。まさか自社製品でも同じようなことが起こるなんて。今回は良い変化でしたが、悪い変化のときは要注意です(これが気づかないから問題なんですよね)。

何はともあれ、これなら売り方ももっとスマートにできます。今まで4種類のバリエーションを基本にしていましたが、これから2種類に絞ってそれを基にカスタム対応することにしました。基本パーツを抑えつつバリエーションを簡単に広げられるし、半完成の組立状態で在庫しておけば納期も短縮できる。何より安い!
9月からの展示会に向けて、見せ方を考えておきます。  

Posted by 株式会社ブラスト at 08:26Comments(0)ガラスヒーター(実例)

2017年06月09日

3次元培養

細胞を培養するときは平らなシート状に育てていきます。それをミルフィーユみたく立体的に積み重ねて、より生体に近い組織へ培養するのがトレンドになっています。非常に手間がかかったり大掛かりな装置が必要なのですが、それを手の平サイズの装置でやっちゃうのがこれ。


  ☆名前はまだ無いが、仮称で「オンチップマイクロ灌流3次元培養システム」(長いわっ)

真ん中の親指よりちょい大きめのブツが特殊な容器になっていて、細胞を小分けに育ててから全員集合!と合体させるのです。
東京大学の先生が研究されていた容器に弊社製品のポケット培養チャンバーを組み合わせています。

先だっての化学とマイクロナノシステム学会で発表&展示したところ、多方面から問い合わせがありました。最初はちょっとやってみるか!と気楽にスタートしたのですが、思っていた以上に応用の可能性がありそうで、本腰入れることにしました。

培養医術をサポートするお役立ちグッズから培養システムへと成長して行くようで、まるで我が子を見るかの想いにかられます。さすがに商品化にはちょっと時間かかりますが(1年くらい?!)、フラッグシップ的なシステムがあると他の製品PRにも訴求できますから、今年の展示会でどんどん発表していきます。

6月13~15日に仙台国際センターで開催される細胞生物学会に出展してきます。  

Posted by 株式会社ブラスト at 18:46Comments(0)ガラスヒーター(実例)

2017年06月06日

小さなユニット

小さなガラスヒーターユニット、作りました。


ガラスヒーターを凸断面にして、樹脂ホルダよりガラスTOPが出っ張るというもの。


加熱対象にピッタリくっつけられます。こういう形状はしばしばオーダーを受けますが、これは今までで一番小さいものです。
正直言ってどう役立つのかわかりませんが(敢えて聞かないし)、こういうの出来ませんか?と聞かれたら作っちゃいます。お気軽にお問い合わせください。  

Posted by 株式会社ブラスト at 22:12Comments(0)ガラスヒーター(実例)

2017年05月24日

化学とマイクロナノ学会

22,23日と東工大で開催された「第35回化学とマイクロナノシステム学会」に参加してきました。テーマは3次元構造の細胞培養をマイクロチップ上で行う灌流方式のシステムです。詳細は後日改めて。



この分野は薬液の反応をミクロンサイズの流路で行うもので、超小型で精密な試験・検査の発展に役立つ技術です。数年前に参加した際は化学や薬学の発表が多かったのですが、このたびは細胞に関するものが多く、時代の移ろいを感じました。

ブラスト社のガラスヒーター製品のユーザーである研究者や企業も結構参加されていて、”あっ、いらしてたんですね!”とお互いにびっくり。引き合いは電話やメールで済ませて会うのは初めてというケースもあります。
やっぱり顔を突き合わせてのコミュニケーションは最高で、どんどん意見やアイデアが飛び出てきます。こういうのが学会の良いところです。
小規模の学会ですから来場者の総数はさすがに少ないものの、ニーズとシーズがマッチしているので話は早い。狙ったところにピンポイントで送り届ける「ペネトレーション戦法」のブラスト営業スタイルにピッタリ。

ところで、今回は発表(アカデミック)と企業展示(ビジネス)の両方のスタンスで参加しました。共同研究している東京大学の先生が発表され、そのシステムはブースで展示して、まさに産学連携。下地は脈々と紡がれながらも具体的にスタートしたのは昨年後半から。最終的には別のアイテムを活用したのですが、でもその時の動きがきっかけとなって今につながっています。

大上段にお題目を掲げなくとも、高い機動性があれば成果に一直線なのです。  

Posted by 株式会社ブラスト at 08:09Comments(0)ガラスヒーター(実例)展示会

2017年05月12日

プリフィクス構成

細胞培養チャンバーの構成を刷新しています。今まではフルスペックのバージョンを前面に押し出していましたが、新しい構成ではミドルクラスを中心に据えることで想定しています。


開閉機構も上下に開くのではなく前後にスライドする方式が標準です。底面と天面にあったガラスヒーターは天面だけにしました。温度の安定性やセンサ取り回しなど課題があったのですが、なんとか解決の目途も立ちました。


すると、底面は開口している樹脂プレートだけなので、組み換えが非常に簡単。あらかじめ顕微鏡アタッチメントを数種類揃えておくと、ユーザー側でも色々な顕微鏡へ載せられます。筐体スペーサでチャンバーの高さを増すことも簡単にできます。

こうなるとカスタムすら不要であらゆるバリエーションに対応できます。しかも価格はさらにお安くなります。お父さん世代で言うところの”安い早い上手い!”で、今後のプロモーションも変えていく予定です。

さて、6月のBiotech2017のコンパニオンさん、すったもんだありましたがやっと決まりました。今回は外国人のモデルさんです。欧米かっ!?
背が高くて人目を惹きそうですが、存在感ありすぎてブラストの製品が霞んでしまったりして。  

Posted by 株式会社ブラスト at 08:14Comments(0)ガラスヒーター(実例)

2016年12月25日

孔開けチャンバー

以前に紹介したガラスヒーターへの穴あけですが、もちろん穴をあけた細胞培養チャンバーも製作できます。

培養用のお皿(35mmディッシュ)での細胞を高い倍率で観察するのに、顕微鏡の対物レンズをできるだけ近づけたいのでレンズ部分だけガラスヒーターを無くすのが目的です。



当然ながら孔の周径では温度差が大きくなってしまいます。でもチャンバーにはすべて自律温調機能があって、ヒーター温度とターゲット(ディッシュ)温度を同時に検出して、制御対象を切り替えながらターゲットが安定するように温調します。

なので温度差がダイレクトには影響しませんが、実際には孔の径によっては温度差も大きくなって伝熱に関わってくるため、個別にレイアウトを調整します。後は、使い方次第です。

さて、最後の年内納入の工程が終わり、ようやく落ち着きました。妖怪ネンナイノウニュウドウは必殺呪文の「トシアケニナリマス」でとっくに消え去り、今週は溜まっている書類のまとめと大掃除です。パートさんも年明けから一人増えるので、指示が混乱しないようルーチンワークを整理しておきます。  

Posted by 株式会社ブラスト at 10:22Comments(0)ガラスヒーター(実例)

2016年11月24日

ガラスヒーターも用途が広がると、穴を開けたい要望が出てきます。機械部品を通したいとか光学干渉を無くしたいとか、背景は様々。

穴を開けること自体はできます。


できることはできるけど、本来の目的に沿うかは別問題。穴周辺の電流密度が偏るので温度分布も偏ってしまいます。ガラスヒーターはあくまで部品なので、システムとして使えるようにするには調整やセッティングが重要になります。

さて、ガラスヒーターもシーズン真っただ中。いつもこの時期は妖怪ネンナイノウニュウドウが騒ぎ出し始めますが、どうも今年は出てくる気配がない。もちろんヒマというわけではなくいつも以上に忙しいのですが、去年の暴走気味の騒ぎほどではありません。

別に注文が減っているわけでなく、手のかかる特注品も例年並みの流れです。が、残り1週間で師走とは到底思えない(色々な意味で)。

ただ、特注品の工数が大幅に低減できていることは確かです。一から設計するケースが減り、過去の製作例の一部変更で対応できる事が増えているから。実績が良い仕事をしてくれているわけで、いわゆる仕事の貯金、いや貯仕事です。
ガラスヒーターに穴を開けることにしても、経験があるので課題を予測した上で色々と提案できます。

溜めるのはダメだけど貯めるのは良いですね。  

Posted by 株式会社ブラスト at 07:48Comments(0)ガラスヒーター(実例)

2016年11月10日

マイクロヒートセル

微量な試料を加熱しながらレーザーを当てて成分解析する、分光分析用のマイクロセルを新しくしました。


以前の構成に比べて使いやすさをUPさせました。モノづくりが進むと自然に見た目すっきりします。


今はまだ特注扱いで型番も無い状態(商品名も定まらない)ですが、幾つか出している先からの評価を待って大々的に新発売します。ガラスヒーターを中心に据えて色々な応用が広がります。

昨日は顕微鏡インキュベータで応募していた「かながわビジネスオーデション」2次審査のプレゼンに行ってきました。質疑応答を難なく終えて少しアピールしすぎたと反省です。なぜならこのコンテストは"アイデア"が評価対象で、ビジネスとして進みすぎていたら対象外になるのです。

逆に、この前の産業NAVI大賞は"どれだけビジネスが進んでいるか"を評価するもの。同じテーマで出していたのが奨励賞だったことから(実際は次点で優秀賞だったらしいけど)、この製品は良く言えば発展途上、悪く言えば中途半端。まだまだ精進ですなぁ。

2次審査を通過したらパシフィコ横浜で大勢の前でのプレゼンです。1ヶ月後くらいに最終プレゼンへの通過者が発表されるので、結果を待つだけです。  

Posted by 株式会社ブラスト at 08:05Comments(0)ガラスヒーター(実例)

2016年10月29日

NICO-チャン

「NICO-1」で簡便に細胞培養できるよう、小さいポケットチャンバーを誂えています。これを標準の大きさの培養チャンバーに設置できるよう、専用のアタッチメントを作ってみました。


2組のNICO-1を3列配置できます。隙間を詰めれば4列配置できそうですが、ちゃんと培養できるか確認してからのほうがよさそうなので、広々3列にしました。
ただいまNICO-1の無償サンプルを希望される先生方に配っていますが、このアタッチメントを使って標準チャンバーにNICO-1をセットすれば、比較する培養条件を多く設定できるメリットがあります。



こうしてバリエーションを充実させています。さっそくネーミングを色々考えていますが、候補の中で一位は「NICO-チャン(仮)」。
あ、いや、NICO-1のチャンバーということであって、何か他のキャラとは無関係です。

さて、月曜日から新価値創造展2016がビッグサイトで始まります。最近の展示会では「顕微鏡で細胞培養」できる商品群を中心に展示していましたが、このたびは初心に戻ってブラスト社のキーデバイスであるガラスヒーター&応用商品を展示します。もちろん大きくて目立つ培養装置は不動のセンターですけど。
初心と言ってもレベルは数年前と段違い。高温下での光学解析で使われてきた実績を活かして、ヒート&レーザー(いま思いついた)を推していきます。  

Posted by 株式会社ブラスト at 19:53Comments(0)ガラスヒーター(実例)チャンバー

2016年10月05日

販促シーズン

早いものでもう10月、今年度の下期スタートです。
顕微鏡インキュベータも実績や使用例が増え、色々な研究室にて色々な顕微鏡で使われています。



しかし、ちょこちょことマイナートラブルも出てきています。ネジを間違えたとか、コネクタが差し込まれていなかったとかのレベルなので直ぐ対応します。中にはお客さんがスイッチを入れ忘れていたとかいう、お互い笑い合う(しかなかった)例も。
出荷が増えればの理とばかりも言ってられないので、マニュアルの見直しが急務です。

さて、今月は展示会イベントが3つも入っています。明日からはパシフィコ横浜で癌学会の企業展示。NICO-1を発明した先生も発表に来られるので、気合いが入ります。

しかししかし、スタッフの日程調整を間違えてて、なんと運営は自分一人という事態に!いやもう完全にこちらの連絡ミスです、はい。知り合いのイベント事務所に駆け回ってみましたが、普通は2か月前から予約するので無理です、はい。

幸い、ひっきりなしにお客さんが来場する商業展示と違って、学会では先生方が発表される時間帯は展示会場もヒマなので、何とか回せなくはないです。それに3日目の最終日だけコンパニオンさん来てくれることになりました。だいたいが展示会は水木金なので、3連チャンの後に来てくれるんだろうなぁ、悪いなぁ。

大きなトラブルの前兆に小さなトラブルが起こるのも理なので、気を引き締めて下期に挑みます。  

Posted by 株式会社ブラスト at 08:04Comments(0)ガラスヒーター(実例)展示会

2016年09月28日

レーザーと熱

ガラスヒーターのパネルユニットは色々な用途に使われますが、縦にして使いたいニーズがたまにあります。製作例が増えたことでおおよその標準仕様が分かったので、縦置き用のアタッチメントパーツを作りました。



ガラスヒーターを金属の枠に取り付けて、真ん中あたりにバネで試料を固定して、試料を加熱しながらレーザーを照射します。その波長変化で素材成分を解析するのです。
ちなみに縦にする理由はレーザーの光路を長くしたいから(らしい)です。上から照射すると高さが必要になって作業しづらいですしね。

ガラスヒーターで加熱しながら顕微鏡観察するツールを色々作ってきましたが、ガラスヒーターで加熱しながらレーザーで光学評価するツールもできるわけです。光と熱を試料に加える評価方法は分析分野では良く用いられます。
最近はそのバリエーションを開拓中で、以前の記事で紹介したマイクロセルもその一つ。

それにしても、去年までは汎用のガラスパネルヒーターやチューブヒーターが売れ筋で、培養チャンバーやマイクロリアクターなどの専用ツールは注目されつつも売れ行きはボチボチだったのに、今は完全に逆転しています。汎用品を買ってお客さんのほうで細工するより、ブラスト社に全部任せてもらえるスタイルが定着したとも言えます。

確かに(ガラス)ヒーターメーカーから理化学機器メーカーに昇華するんだと意識していますが、特にPRや表現を変えてはいなかったものです。それでも何かこう、伝わっていくものはあったのかもしれません。想いは伝搬するものですね。  

Posted by 株式会社ブラスト at 22:49Comments(0)ガラスヒーター(実例)

2016年09月15日

組合せの妙技

ガラスヒーターの特注製作例も相当に増えました。すると、これとこれを組み合わせたいというニーズも出てきます。

チューブユニットとボックスユニットを組み合わせたのがこちら。


  ☆何かを発射してきそうです。

ボックスユニットの天面と底面にパネル状のガラスヒーターを設け、チューブユニットには内径φ4の細いチューブヒーターをつかって2重円筒構造にしています。内部に特殊な試料を入れて加熱しながら観察する目的です。

ゼロから設計してたら大変ですけど、それぞれのパーツは過去の図面をモデファイするだけですので、意外と手間はかかっていません。蓄積されたノウハウはアイデアを実現させていく原動力になります。

さて、JASIS展示会後の慌ただしさも落ち着きました。昨日は動画PRを作るのに取材を受けていて、会社をどのように発展させていきますかと聞かれ、答えに詰まっていました。
もちろん”企業”としては色々あるのですが、それは”生き様”として本当にやりたいことなのかと自問自答すると、必ずしもそうではない気がします。人生もクライマックス、壮大?な結末に向けてのシナリオを明確にしていく時期です。

虎は死して皮を残す。では自分は何を残す?寝ても覚めても、この問いが頭の中をぐるぐる回っている今日この頃です。  

Posted by 株式会社ブラスト at 09:20Comments(0)ガラスヒーター(実例)

2016年08月26日

イノベーション3D培養

東京ビッグサイトで開催されているイノベーションジャパン2016に行ってきました。大学や研究機関の研究テーマが一堂に会する展示会です。学会発表と違い、ビジネスを視野に入れた括りになっています。

ブラスト社の細胞培養チャンバーを使用されている東京大学の研究室がチャンバーともども成果発表されるとのことで、いそいそと見に行ってきました。
実はチャンバーがどんな研究にどう使われているか、知らないケースがほとんどです。余り突っ込んで聞くと守秘義務契約を求められたりするので、敢えて知らぬ存ぜぬの装置を販売するだけのスタンスでした。でも公開になったら遠慮なく聞けます。



そのテーマは細胞を立体的に培養する「3次元培養容器」に関するものでした。NICO-1に加えて3D培養できるプレートも扱いたいと思って、ちょうど商品を探していたところでした。NICO-1専用チャンバーみたいにシリーズ化もできますし。

それがまさかお客さんの中にあったとは東大、いや、灯台もと暗し。しかもブラスト社製チャンバーを使っての研究なので、志向も技術も相性まさにピッタリのテーマです。
まだ商品にはなっていないようなので、それもまた良し。ちょっと交渉に行ってきます。  

Posted by 株式会社ブラスト at 09:30Comments(0)ガラスヒーター(実例)チャンバー

2016年07月05日

ブラック商品

黒い塗装は引き締まった感じを受けます。若いころは黒い車ばかり乗っていたものです。

最近、弊社の商品を黒に統一し始めています。本体は元々が黒色ですが、ネジや固定具など地金だったのを黒色にしています。ちょっとだけの差なんですけど、結構いい感じです。
NICO-1用チャンバーも黒にしてみました。



全部黒だと見づらいので、開閉のネジだけ銀色のまま。アクセントになって黒も映えます。だからという訳ではないのですが、最近こういった小さなチャンバーの注文が増えています。利益は小さくとも製作にかかるリスクがほとんど無いので、ベンチャー向けな商品です。



コスト優先のため開閉機構を省いて上蓋のガラスヒーターユニットが丸ごと外れるようにしていたのですが、90℃開くようにしました。ヒンジは設けずアルミを曲げただけの簡易なもの(ここも黒)ですが、それでも使い勝手がちょっと良くなりました。

だけど困ったことが一つ。部品の加工費が全般的に値上がりしているのです。値上げ幅が大きいのになると5割増し。おまけに納期も通常よりかかってしまってます。これ、景気はもとより製造の国内回帰が影響しているような気がします。良い工場は引っ張りだこで、集中するのでしょうね。

かくいう弊社も、何年も前の展示会で見たと言う問い合わせが先月末に複数ありました。6月って中途半端と思いきや、国際会計基準では上期の終わりではないですか。

早くも2016が半分終わったわけですが、夏の販促イベントに向けて目いっぱい張り出し中です。  

Posted by 株式会社ブラスト at 14:30Comments(0)ガラスヒーター(実例)チャンバー

2016年05月25日

NICO-1専用チャンバー

NICO-1は2個の培養容器を1組に連結させた構造で、違う細胞を同時に培養できるメリットがあります。でもそのチャンバーは2個とも同じ温度に制御するだけです。ここはやっぱり違う温度で制御できるようにしたいものです。そこで、、、

作ってみましたダブルヒートチャンバー。


ポケットチャンバーのヒーターを横一文字に切りまして、奥側(ヒーター1)と手前側(ヒーター2)とで分けてそれぞれに温度センサを貼って、違う温度に設定できます。NICO-1を2組セットできます。

温度が変わると細胞の動きも色々と変わるので、その差をみることができます。また癌細胞は正常細胞より温度が若干低いので、そういった状況も設定できます。NICO-1の特長を活かしたこだわりのモノづくり。
ちょっとマニアックすぎるか?!でもオタクのこだわりこそが新しい発見を生むのです(キリッ


大きさはポケットチャンバー通りに市販の培養容器と同じ大きさなので、顕微鏡の標準プレートホルダにスポッと嵌ります。
でも見た目はすっきりしてますが、試作1号なので内部の配線はゴチャゴチャしてて分解したら2度と組めない。。。まあそこは今後の課題ですな。

細工は流々ですが、さて、仕上げを御覧じろ、です。  

Posted by 株式会社ブラスト at 07:28Comments(0)ガラスヒーター(実例)チャンバー

2016年05月09日

NICO-1販売開始

以前、新しいタイプの細胞培養容器「NICO-1」を紹介しました。異なる細胞がフィルタで仕切られ、液性因子だけが互いに干渉しあう様を作り出すことができます。その名の通り2個が1組でニコイチ(Old世代なら車のニコイチを連想されるかと)。



しかし総販売元になるはずだったiPSポータル社担当事業部が富士フイルム子会社へ事業譲渡され、話は宙に浮いたままでした。それを発明者でもある金沢医大の先生が新事業として株式会社ギンレイラボ(製造元:伸晃化学株式会社)を立ち上げられ、先月から発売になりました。

それを受けてブラスト社でも取り扱いを5月から始めることとなりました。「細胞培養ポケットチャンバー」と組み合わせ、低価格で簡便なタイムラプス細胞イメージングを提供していきます。

再生医療に使えるのはもちろんですが、狙うは”癌”の研究です。癌はいきなり転移するのではなく、液性因子を出して他の細胞を変化させて乗り込みやすくするのですが、既存の培養容器ではそのトリガーイベントを観察するのが難しかったのです。でもNICO-1なら可能性があります。



NICO-1は2組1列が1セット(4ウェル)で1箱10セットの販売です。ポケットチャンバーとNICO-1(1箱)をセットにした「イメージングキット」を287,000円で発売します。
また、新たに専用設定した簡易版ポケットチャンバー”ライト”に2列のNICO-1とセットにした、インタラクティブ細胞培養「スターターキット」を199,800円で限定販売します。お試し用として展示会での直売です。

今週の11日(水)~13日(金)に東京ビッグサイトで開催される国際バイオテクノロジー展で初披露です。10月の癌学会の企業展示を今年のメインイベントに見据え、それに向けて徐々にプロモーションをかける予定です。

今までのブラスト社商品はすべて自社オリジナル製品でしたが、これからは他の優れた要素ともコラボして、新しい価値を作り出していきます。  

Posted by 株式会社ブラスト at 08:10Comments(0)ガラスヒーター(実例)チャンバー

2016年03月31日

はやぶさ搭載

北海道新幹線、開通しましたね。

ガラスヒーターは北陸新幹線かがやきの試験車両に搭載され、北海道新幹線の試験車両にも搭載されていました。


  「はやぶさ」ネーミングが秀逸!

「かがやき」のときより大型で複数のガラスヒーターセットを天井に取り付けて、車外監視用の窓を氷結から守ります。北陸より更に寒そうな北海道ですが、無事に務めを果たしたようです。

はやぶさ独特の輝くようなカラーリングが疾走しているのをニュースで見ると、微々たる役割だったけど何とも誇らしい気持ちになります。夢とロマンと希望を載せて、なあんて昭和臭いキャッチフレーズがおっさん心へ妙にハマるのですよ。  

Posted by 株式会社ブラスト at 08:05Comments(0)ガラスヒーター(実例)

2016年03月10日

ペルチェユニット

マイクロ流路用のユニットで、冷却用がちょこちょこ出ています。ペルチェ素子という半導体を使って流路の表面を冷却します。


   ☆上から加熱、下からペルチェユニット

このペルチェ、電気を流すだけで冷たくなる便利なものですが、冷却能力自体はあまり高くありません。とりわけ小型にして収まり良く作ろうとすると、加熱と冷却を片面づつ同時にかける温度サンドイッチ的な使い方では加熱に負けてしまいます。

もっと冷たくさせたいという声にお応えして、見栄えは度外視して思い切り大きくしてみました。


さすがにデカい。だけど流路に接触する面積は変わらないので、かなりの伝熱ロスが出ます。どれだけ頑張ってくれるか乞うご期待です。

例年、3月は暇になります。お客さんも予算使いきって購入は4月の新年度になってからというパターンです。
先月下旬の再生医療産業化展が終わって整理もできて、さあこれから来年度の計画を真昼間からビール、、い、いや、コーヒー飲みながらじっくり練ろうとするところです。

ですが、3月末までに納めてくれという引き合いが終わらないっ!妖怪ネンドナイノウニュウドウは復活した!!
朝から晩まで一息もつけないうえに、こちらも3月決算なのでケリつけたく、各方面に特急の指示を出します。急ぐと経費も高くつくので、せめて赤字にならないようにするのが精一杯。

しかし皆さん、予算あるんですなぁ。  

Posted by 株式会社ブラスト at 09:12Comments(0)ガラスヒーター(実例)

2016年01月20日

ガスセルヒーター

さて、セルづいている今日この頃、分光分析に使うアプリケーションが出そろってきています。
キュベットもマイクロセルも液体を分析するものですが、今回は気体を分析するガスセル用ガラスヒーターです。

従来のガスセルは筒状のガラス容器の左右に出入り口を設けたもので、中に入ったガスへレーザーを当てて波長の変化から成分を分析します。温度を上げる際には布団のようなジャケットヒーターを使っていました。それを、容器自体をガラスヒーターにしてしまうのです。



しかし結構手間暇かかってコストが下がらない。よくよく考えると全部透明である必要が無さそうです。
レーザー光が当たる面で温度差があると結露して曇ります。つまりその場所だけ「透明かつ加熱」できる機能を持たせればいいわけです。

そこで胴体はシリコンラバーヒーターとか使って加熱することにして、軸の両端の平たいところをガラスヒーターにしました。



既存の色々な容器にかぶせる形なので、使い回しできます。価格も安くできそうです。  

Posted by 株式会社ブラスト at 08:47Comments(0)ガラスヒーター(実例)

2016年01月12日

マイクロセル

前回記事は市販のガラス容器(キュベット)を加熱するユニットを紹介しましたが、今回は容器そのものもオリジナルの「マイクロセル」です。

試料の液体をレーザーで光学分析する際、最近ではごく僅かな量で分析するニーズが増えており、指で摘むくらいに小さく仕立てました。底の白い枠がガラスヒーターユニットで、微量液体が入る容器をカバーガラスと樹脂蓋で固定します(ここでも3Dプリンタが大活躍!)。



この容器、本体は安い刷りガラスで作り、レーザー光が当たる面だけ光学分析用の特殊な専用ガラスにしています。


   ☆赤い矢印がレーザーの通り道

全部を専用ガラスで製作するよりずっと安価で、しかも接着せずに治具(写真の黒い樹脂クリップ)で固定しているだけなので、汚れたり割れたりしても簡単に交換できます。
レーザー光が当たる面に導電膜を蒸着してガラスヒーターにしたら、ユニットをもっとコンパクトにできそうです。

これ、ガラスヒーター事業としては初めて特許出願しました。

ガラスヒーターの基本的な知財戦略は「見ても分からないもの」(導電膜の配合や蒸着方法など)はパテントにせず門外不出のノウハウにすることです。一方、応用製品は片っ端から展示会やブログで紹介して公知にしたり、または審査未請求で流れてしまった公知の技術を使います。
特許が無いのでマネされても文句言えないわけですが、マネしようにもガラスヒーターができなきゃ何にもなりません。こうやって敢えて特許にしないことで知財を守る道を選んできました。

しかしこのマイクロセルは「見たら分かるもの」で、しかもガラスヒーターとは別構成なので、ノウハウでは知財を守れません。これからいろいろな分析分野に売り込むにも出願だけはしておいたほうが良さそうなので、特許庁に出願しました。それでやっとこのたびのお披露目です。
事業が進むにつれ、事業方針も”進化”してくるのですね。  

Posted by 株式会社ブラスト at 08:46Comments(0)ガラスヒーター(実例)