プロフィール
株式会社ブラスト
株式会社ブラスト
代表取締役 下崎勇生
1998年4月1日設立
【事業内容】
電気を流すと透明なまま熱くなるガラスヒーターを製造販売しています。温度制御も含めてユニット化して様々な分野へ展開しています。ただいまバイオ分野の精密温調アプリケーションに取り組み中。
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ガラスヒーター,顕微鏡,細胞培養,タイムラプス,理化学機器(株)ブラスト

2012年03月26日

ハイパーサーミア研究会

先週の土曜日は全身ハイパーサーミア研究会に参加してきました。

場所は川越の埼玉医科大かわごえクリニック。


小雨降る中でも結構な人数が講堂に集まって、ハイパーサーミア(温熱療法)に関する発表と議論が熱く交わされていました。ちなみにここで言う温熱療法とは巷で話される健康法と全く趣が違って、医師が病院で癌治療として行うものです。

10年昔くらいは臨床と工学が中心で、熱で癌細胞をやっつける?!ような内容が多かったものです。今までは温熱生理における作用機所が細かく整理され、分子生物学的な熱の影響を論じる発表もあり、幅広い学術集会でした。

医療機関での全身加温に関する臨床例も2例発表されていました。厚みがどんどん増えているようで嬉しい限りです。

来年はガラスヒーターを使った実験ツールで細胞の熱代謝に関する発表が出来れば良いなと思いました。  

Posted by 株式会社ブラスト at 12:55Comments(2)ハイパーサーミア

2011年12月13日

上海再び

昨日、久しぶりに上海の知人からメールが来ました。ハイパーサーミアを中国企業と開発していた時にコーディネートしてくれていたコンサルタントで、その人のおかげで業務が円滑に進んだものでした。

思い起こせば初めて中国に行ったのが2003年。まだ中国経済も目立って注目されていない中、ハイパーサーミア開発の足掛かりを求めて半ば飛び込みで上海に渡りました。復旦大学癌センターの総長と面会でき、中国の現状を知り、凄まじいまでに早い進歩と強い意欲に衝撃を覚えたものです。


  ☆当時の外灘の夜景♪ 今はもっと変わっているのでしょう

知人からのメールは、ハイパーサーミア開発はもう止めてしまったのでしょうか、と言う伺いでした。当時は色々あって収拾がつかなくなって、一旦お休みという形になってしまいました。
今はガラスヒーター事業をブラスト社の中心に据えて進めています。完全に商売人の視点で進めていまして、あのときこういう思考ができていたらもっと上手く出来ただろうなと思います。

でも、ハイパーサーミアは決してあきらめたわけじゃなく、会社体力を整えて強力に再始動させる、元よりそのためのガラスヒーター事業です。まだ十分ではないですが、プランはそろそろ練り始めるかなと思っていた矢先の連絡でした。これが自分の生きる道だと、神様が発破かけてくれたのかもしれませんね。  

Posted by 株式会社ブラスト at 07:55Comments(2)ハイパーサーミア

2011年02月27日

癌に挑みし

一昨年に開催されたハイパーサーミア研究会、今年も開催される運びとなり、昨日参加してきました。
開発費を稼ぐためにも今はガラスヒーターの事業に集中しているので、最近は何も発表できていません。案の定、”早く完成させて”と先生方から言われました^^;


  ☆開発(お休み)中の全身ハイパーサーミアシステム

話は変わりますが、このあいだ癌検診を受けました。胃癌と大腸癌は所見なし!
でも仮に見つかっても"俺マシーン"で治しますからwww

このシステムの開発にどっぷり取り組んでいた頃、2000年前後のベンチャーブームの功罪で、市場性だの収益構造だの余りにビジネスモデルにとらわれすぎていました。
しかし、これはそんなレベルの話ではないのだと、特にガラスヒーターをビジネスとして進めることで感じるようになりました。

全身ハイパーサーミアは末期癌であっても適用できる可能性をもった治療です。自分や家族、親しい人が余命宣告を受けても、ただ奇跡を祈るだけでなく頑張れる手段がある。それをより簡便に施術できる装置の開発。

自分の使命はとにかくシステムとして完成させること。それを社会が必要とすれば自然にビジネスとなって普及するでしょうし、必要でなければ普及しない、ただそれだけの話。たとえ普及しなくとも、身近では役立てられる。

もちろん開発費用が掛りますが、それを自前で稼げることも使命をこなせる資質の一つです。
健全に儲けてより良い商品・サービスを開発して再び社会に還元する。それが自律した社会であり、その循環を促す経済活動の担い手として、企業があるのだと思います。

どんな分野でも関わらず、ベンチャーは新しい循環を生み出すことに存在意義があると、自分はそう考えるのです。  

Posted by 株式会社ブラスト at 14:03Comments(0)ハイパーサーミア

2010年10月20日

カーボンヒーター組み込み

カーボンヒーターは単体では販売しておらず、いろいろな形に組み込みます。写真はその一例です。


  ※箱型乾燥装置、ってひねりも何も無い、そのまんまです。


  ※この箱の上面と下面にカーボンヒーターが組み込まれています。

この装置は中に入っているものを乾燥させるためのものです。有機溶剤とか湿気含んだ樹脂材とかの水分を短時間で飛ばします。

ところで、オーブントースターとどう違うかって?ま、まあ、、基本的には一緒です。温度制御の精度とか庫内の温度分布の均一性とか、ディープな性能諸元がちょっと違うだけです。はい。  

Posted by 株式会社ブラスト at 07:55Comments(0)ハイパーサーミア

2010年10月16日

カーボンヒーター

死ぬほど忙しいって、中国語では”忙死了”と言います。そのまんまやんけっ!と関西人でなくとも突っ込んでしまいます。

PRが少しづつ効き始めたのか、このところ新規の注文が多くてテンテコ舞いです。それもガラスヒーターでなくカーボンヒーターや温調器と言ったオーソドックスな製品。


  ※下敷きみたいな感じのカーボンヒーター。これを色々なケースに取り付けます。

カーボンヒーターは安くて曲げられる利点があるので、透明性が不要で100℃くらいの低い温度条件(例えば溶剤の乾燥とか)に用いるのであれば、ガラスヒーターより向いている場合もあります。
元々はハイパーサーミア開発で用いていた技術で、今は工場や研究施設などの設備として販売しています。

正直言って利幅は小さくて思ったほど儲かりませんが、”作って売る”という極めて普通の形態は、働いた分だけ成果に直結するので手堅いのです。これぞ「ザ・商い」。

ところで、ハイパーサーミアは辞めたのかって?いいぇ~。諦めてません。でも治験にかかる費用の一部を自前で稼ぐつもりで、それまでちょいとお預けです。えぇ、ホンの1億円ほどです。  

Posted by 株式会社ブラスト at 09:24Comments(0)ハイパーサーミア

2010年02月28日

ハイパーサーミア研究会

昨日は本郷で開催された全身ハイパーサーミア研究会に参加してきました。関東ハイパーサーミア学会との合同学術集会で、中々の賑わいでした。

全身ハイパーサーミア研究会は今回で14回目です。狭い場所ですし詰めになりながらも熱気あふれる第1回目から参加しつづけて早10年以上、今や顔なじみの先生方も多くてすっかりホーム気分です。おまけに今回は発表しなかったので、気楽に参加できました。

弊社のハイパーサーミアシステムは様々な取り組みを得て開発され、技術としては出来上がってきています。


※数年前に製作途中のシステムを撮った写真です。

一方、それを取り巻く市場や薬事法などの普及にむけた環境は、まだまだハードルが多いのが現状です。そのせいか、今や全身加温について学会発表するメーカーは弊社しかありません。
オンリーワンと意気込んでも、一人しかいないイベントなんて賑わうはずもなく、寂しい限りでした。

しかし今回、温水加温による全身ハイパーサーミアが演題に上がりました。温水とは言ってもお風呂とは一線を画すもので、高度な制御と全身管理の元で操作されます。心肺機能への負担が軽減される措置もきちんと取られていました。

色々な技術が健全に競い合うことで議論が生まれ、それがどんどん周囲を巻き込んでテーマが活況づき、そして新たな発展へとつながるものです。
今度のハイパーサーミア学会が福岡で9月に開催されるので、同じセッションで発表しあえたらいいな、と思いました。  

Posted by 株式会社ブラスト at 07:38Comments(0)ハイパーサーミア

2010年02月05日

カプセル

開発中のハイパーサーミアシステムは、制御するコントロールタワーと、人を加温するプラットフォームに分かれます。
プラットフォームは薬のカプセルにも似た形状で、加温カプセルと呼んでいます。中に特殊なヒーターが入っています。全体のシステム設計とコントロールタワーはブラスト社の主管ですが、このカプセル製造は中国の航空機メーカーが担ってくれました。

でもこれ、カプセルの中へどうやって入るの?と写真を見た人から良く聞かれます。それはですね、上半分のドームが下へグゥィィ~ンッ!と電動収納されていくのです。


※開いている途中です。開ききったら完全にフラットになります。

ドームは加温中に密閉して雰囲気温度を保つ大事な役目がありますが、出入するときはとってもジャマに。各国で開発されている装置では、上へ跳ね上げたり正面にスライドしたり、そりゃもう大騒ぎ。
それで、まるで特撮映画のヒミツ発進基地みたいな仕掛けにしたわけです。具体的な構造は向こうのエンジニアが頑張って作ってくれました。ただ、レールの精密加工は中国で出来なくて日本の工場に依頼したそうです。

昨日のテクニカルショウでも感じたのですが、素直にモノ作りは楽しい。それがビジネスになれば面白い。さらに人の役に立てば天命。製造業にとっては厳しい時代であっても、頑張って行こうと思えるのです。  

Posted by 株式会社ブラスト at 15:35Comments(0)ハイパーサーミア

2010年01月29日

コントロールタワー

ハイパーサーミアシステムを制御する、文字通りの指令塔です。


心電計とデータリンクして、生体加温に最適な熱量をコントロールします。かなりの費用と時間と多大な協力勢の元に作り上げたんですけど、命にかかわるような医療機器の開発はどこの国であれ、許認可が一筋縄ではいきません。

今はこの技術ノウハウが商売の種になっていますが、このまま思い出に昇華させるわけにはいかない。この画像を見る都度、近いうちに再始動をと奮い立ちますね。  

Posted by 株式会社ブラスト at 09:02Comments(0)ハイパーサーミア

2010年01月14日

ハイパーサーミア

とある自主開発プロジェクトを起業してからずっと継続進行中です。その名も「ハイパーサーミア」。

ハイパーサーミアとは、体温を上げて癌を治療する医療システムです。癌は熱に弱いので、外から熱を加えて参らせちゃおうというスンポーです。

でっかい薬のカプセルみたいなボディに人が入ってて、中に組み込まれたヒーターで加温します。
ヒーターの温度やサイクルは、心電計とデータリンクした制御システムでコントロールします。



じゃあ温泉やサウナでもいいんじゃないの?!と思うでしょ。
えっとですね、ニンゲンは恒温動物なので、単に暖めただけじゃ汗かいたりして熱を逃がして、中枢深部の温度を常に一定にしてしまうのです。皮膚表面の温度はすぐ上がるのですけどね。

風邪引いて38度5分なんて発熱したらどんな状態か、想像してみてください。それをハイパーサーミアでは中枢深部を42度近くまで上げます。まあ、自己発熱と外からの加温じゃ全く同じ状況じゃないけど、カラダにしてみたら、いざ勝負!みたいな感じです。なので、これは麻酔をかけてICU並みの全身管理の下、専門の医師が使う医療機器です。
ちなみに、中枢深部の温度を正確に計る場所は直腸。そう、お尻の穴に医療用センサをずずいっ、と差し込みます。これが結構クセに・・・・(ならないならない)。

こういったものを開発していく中でヒーターや制御のノウハウが蓄積されていった訳です。それを活かして今は産業分野で商売させてもらっています。
システムそのものは出来上がってきて、これから一番大変な治験です。ビジネスと言うより、もはやライフワークですね。
  

Posted by 株式会社ブラスト at 10:24Comments(0)ハイパーサーミア